M7.8の地震 77人死亡
【サンパウロ朴鐘珠】16日午後6時58分(日本時間17日午前8時58分)ごろ、南米エクアドルの首都キトから約170キロ西の太平洋沿岸で地震があった。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.8、震源の深さは約19キロ。現地報道によると、地震の影響で少なくとも77人が死亡した。
米ハワイの太平洋津波警報センターは同国沿岸に最大1メートルの津波警報をいったん発令したが、その後解除した。
現地紙コメルシオによると、同国のグラス副大統領は地震で少なくとも77人の死者が確認されたと明らかにした。ウニベルソ紙は南部グアヤキルで、車を運転中に崩壊した橋の下敷きになった男性(55)と、ショッピングセンターのエスカレーターから転落した少女(19)がそれぞれ死亡したと伝えた。現地報道は他にも、崩壊した建物やスーパーの床に商品が散乱する写真などを伝えており、今後、確認が進むにつれ死傷者数が増える恐れがある。
揺れは首都キトでも感じられ、大勢の人が建物の中から屋外へ逃げ出したという。複数の都市で停電も起きている模様だ。