屋根裏に150億円絵画
フランス南部トゥールーズ郊外の民家で屋根裏から見つかった古い絵画を専門家が鑑定したところ、17世紀初頭にイタリアの画家カラバッジョが描いた傑作とみられることが分かった。価格は推定1億2000万ユーロ(約150億円)。フランスのメディアが12日、報じた。
作品はカラバッジョの代表作ともいわれる「ホロフェルネスの首を斬るユディット」と同じ題材。複数の鑑定家に意見を求め、エックス線検査なども駆使して年代を特定した。
フランス文化省も真作の可能性が高いとみており、政府買い取りの可否を決めるため、絵画の国外持ち出しを30カ月間、禁止する措置を取った。(共同)