呼び出しが怖く、仕事にならない…
今日は、記事「慣らし保育は無事終わったが…」の続き…
翌日は土日の看病の成果もあってか、息子は朝からご機嫌。熱は微妙に37.1°Cあるが、平熱も高いので、とにかく保育園には行こうということに!
妻と私の予定はというと…
- 妻 :オフィス移転の担当の為、抜け難い…
- 私 :午後にミーティングがあるが調整可能
と、いうことで、もし保育園からの呼び出しがあれば、私が迎えに行くということで合意し、家を出る。
保育園につくと、正直に状況は伝え、受け入れてもらうことに。37.5°Cが受け入れ基準だが、保育園でも熱を計ると同じく37.1°Cだったので、ご理解いただけたが、もしここで基準を超えていたらと想像すると恐ろしい…(-。-;
会社につくと、もし万が一に備え、予定を確認する。シナリオとしては、午後のミーティングには、状況がわかり指示が出せるメンバーをアサインできるかを確認する。上司、部下には事情を説明し、理解をしてもらう。まずこの説明が非常に後ろめたく、罪悪感がハンパない…(T ^ T)
そして、当日に入ってくる各所からの会議依頼に対しても、事情を伝え、ドタキャンする可能性を前提に、承諾していく…。もちろん申し訳なさはハンパない…(-_-)
それからは、保育園から連絡がないかに怯え、携帯電話を離さず、恐る恐るこまめに着信がないかを確認する…。正直仕事が手につかず、コンディションとしては最悪だ…(-。-;
結局、保育園からの連絡はなく、事無きを得たのたが、それでも上司、部下にはお詫びをし、定時近くには、退社する…。やっぱりここでも後ろめたさはハンパない…(T ^ T)
家に着くと、息子は万全ではないものの、熱も上がらず、まあ元気な様子…。「人騒がせだな、お前のせいで…」と悪態つきたいところだが、無事な笑顔を見るとやはりホッとする…。
息子が眠りにつくと、持ち帰ったパソコンで、今日の進捗、残課題を再確認する。自分自身でも中途半端さが丸わかりで、いつでも抜けれるようにあまり踏み込んでタスクに着手していないことがわかる…
こんな気持ちでいるとパフォーマンスは上がらない…
とにかく気の疲れる一日だった。
育休明けのママは、きっとこんな気持ちで、毎日仕事をしてるんだな…と思うと、より配慮や工夫しないといけないと、今までのマネジメントのあり方を振り返る…
育休明けママに限らず、全社員が突然不在になるリスクを鑑み、また育児・介護・プライベートにも力を割けるようにするためには、様々なことが必要だと気づく。
- 周囲の理解
- 普段からのコミュニケーション
- 突然の不在にも耐えうるリカバリ体制
- 突然の不在にも耐えうる判断等基準の明文化や引き出しのわかりやすさ
- 在宅勤務等ができる制度やセキュリティ環境
- 就業時間を柔軟に対応できる制度
- 就業時間のズレを補完するコミュニケーションツール
- 長時間勤務を前提としない雰囲気
- …etc
などなど、様々な対策が必要だが、まずは会社全体の雰囲気だろう。
その社員にしかわからないといった属人性をどこまで排除できるか、突然の不在時に備える必要性を理解しその負荷が有益だと理解できるかが、肝になる。
これは個人では、実施し難く、強烈なマネジメントが必要であろう。
だが、核家族化が進み、保育園・学童などが世の中全体に不足している状態においては、民間企業からこの強烈なマネジメントを実施しなければ、負の連鎖(仕事と両立できない→保育園には入れない→結果仕事に出れない)が永遠と続き、結果としては少子化は進み、人口は減り、経済成長は後退し、幸福感を感じられないスパイラルに陥ることが想像される。
そんなことまで、感じてしまった一日でした…(ー ー;)
<関連記事>
<推薦図書>
これから私たちは、「制約がある社員」が存在しない組織を探すほうが難しい、そんな時代を迎えます。そうなった時に慌てても、一朝一夕で社内風土や意識は変わりません。策を弄している間に、人材がいない、モチベーションはダウンしている、業績も転落という事態にならないよう、今から体質改善を図っておきましょう。そのためにも、ぜひ、ワークライフバランスというあらゆる社員を戦力化する仕組みをご活用ください。
書籍名:今や多数派“ワケあり社員”が戦力化するすごい仕組み
著者名:小室 淑恵