警視庁渋谷署の19人
警視庁渋谷署の署員19人が結核に集団感染していたことが分かった。詐欺容疑で留置した60代の男が昨年2月に肺結核で死亡しており、感染者の大半が男の留置に関わっていた。この男から感染が広がった可能性があるとみて、同署と保健所が経路を調べている。
同署では今年1月、体調不良を訴えた署員1人の感染が確認され、他の署員も調べた結果、18人の感染が判明。発病した6人のうち3人が入院したが、既に全員が退院した。結核は、感染症法で診断した医師に保健所への届け出が義務づけられている。【古関俊樹】