[PR]

 11日午後5時半すぎ、大阪市淀川区の阪急神崎川駅ホームで、西宮北口発梅田行き上り普通電車(8両編成)が、すべての乗降口の扉を全開にしたまま発車するトラブルがあった。運転士のミスという。乗客約150人にけがはなかった。

 阪急電鉄によると、電車が駅に着くころ、前方の踏切で異常を知らせる通報装置が作動。男性運転士は規定に従い、踏切まで徐行して状況を確認しようとした。車掌から扉を閉めた合図が届く前にブレーキを解除して発車。電車は扉が開いた状態では加速しない仕組みだが、緩やかな下り勾配だったため時速約2キロで6メートルほど進んで止まった。

 運転士は運転歴3年。「確認作業に気を取られた」と話しているという。