日本一のバスターミナルが話題に その理由は?

日本一のバスターミナルが話題に その理由は?
東京の新宿駅南口に4日オープンしたバスターミナル「バスタ新宿」。そのインパクトあるネーミングや微妙にレトロなロゴが今、多くの人たちの間で話題になっています。
4日、新宿駅南口にオープンした「バスタ新宿」は、発着便数が日本一多い高速バスターミナルで、国土交通省が周辺に分散していた高速バスの乗り場を1か所に集約しようと、およそ700億円かけて整備しました。
オープン直後から外国人観光客も大勢利用するなど、早くも新宿の新しい交通の拠点となっていますが、一方でインターネットなどの書き込みで話題になっているのが、インパクトのあるネーミング。「超、強そう~」とか「除草剤に同じ名前の商品がある!」など多くの人の興味をひいています。
また、直線を多用したロゴデザインにも多くの意見が寄せられています。若い世代からは、「昭和の映画みたい」とか、「最新の施設にレトロは似合わない」など、どちらかというと違和感を感じる意見が多いのが特徴です。
一方で昭和生まれの世代を中心に、「特撮テレビドラマ『仮面ライダー』などのロゴを彷彿させ懐かしい」とか、「逆に新鮮」といった好意的な意見も寄せられています。
この字体、実はかつてテレビ番組のタイトルにもよく使われた字体です。コンピューターではなく主に手書きでデザインしていた当時には、このような文字が多く、NHKのかつてのロゴも似ています。
なぜこうしたロゴのデザインにしたのか、選定に当たった国土交通省東京国道事務所の関口広喜計画課長は、「バスターミナル、バスとタクシー、バスがスターのようにいろんな地方に行くという、願いが込められている。ただ、選定メンバーの中からは、昭和40年代に放送されたテレビアニメ『マッハゴーゴーゴー』に似ていていいよね、という声もあった。平成なのに昭和のにおいがするけれど、みなさんに認知されたらうれしい」と話していました。