どうも夏鎖芽羽です。
ローテンションでお送りするサブブログ「アドルフ・サックス亭のギタリスト」今回で五記事目? でしたっけ? まぁ、どうでもいいですけど……
さて、今回の雑記はライトノベル読者はどこからやってくるかです。
僕は、まぁ、普通の人よりライトノベルが好きでこのブログのほかにもメインブログのほうでライトノベルのネタバレなしの感想記事を書いていたりするんですけど、僕みたいな人っていわゆるヘビーユーザーじゃないですか? いや、もちろん僕よりライトノベルたくさん読んでる方はたくさんいますよ? 大学行って、バイトして、ブログ書いて、あと趣味で小説なんて書いたりしていると毎日一冊が限界ですし。まぁ、でも年間三桁読むならヘビーユーザー認定でいいんじゃないんですかね?
だいたい僕の頭のなかでライトノベルのユーザー層? レベルを分けると以下の感じです。
・ライトユーザー…アニメ化した作品は読む(年間読書数1~10)
・ミドルライトユーザー…売れている作品は読む(年間読書数10~30)
・ミドルユーザー…世間で面白いと言われている作品はだいたい読んでいる(年間読書数30~70)
・ヘビーミドルユーザー…いくつものシリーズを追いつつ新作も開拓。作家買いもする(年間読書数70~100)
・ヘビーユーザー…ガンガン新作を開拓。積本に悩まされ、本を収める物理的スペースがなくなることに日々恐怖する。SNSで自分の好きな作品を「オススメ!」と言って布教したりする。(年間読書数100以上)
まぁ、こんな感じですかね? あくまで僕の肌感覚なので色々意見したい人もいるとは思いますけど。
そして、僕が今日突っ込みたいところは「新作を出したとき、読者はどこからやってくるか」という部分です。
例えば、アニメ化作品がある作家さんが新作を出します。すると、その作品を(仮にAとします)買うユーザー層はどこでしょう? たぶん、ヘビーユーザー~ミドルユーザーまでは買うでしょう。ミドルライトやライトユーザーも帯に「○○という作品でアニメ化を果たした○○という作家の最新作A!」という言葉が躍って入れば「お⁉」と思って買うかもしれません。この場合は読者はどこからやってくるのか? という疑問はだいたい解消されます。
でも、次の場合はどうでしょうか?
なろう出身でも新人賞受賞作でもなく、ある日突然現れた無名の新人作家の作品(仮にBとします)を買う層は? ヘビーユーザーは買うでしょう。しかし、ヘビーミドル以下のユーザーは果たして買うでしょうか? おそらく買わないでしょう。
しかし、不思議なことにAよりBが人気が出て長期シリーズとなることがあるのです。
最近だとMF文庫Jの「エイルン・ラストコード」なんかがそうですね。ライトノベルで鬼門と言われるロボットもので、しかも拾い上げ(新人賞で受賞までは至らなかったが、才能を見出されてデビュー)の方ですよ? もちろん、企画として「面白そう!」とかイラストレーターさんの知名度とかそういった発売前の期待とかもありましたけど、ここまで人気が出るなんて誰が予想できましたか? 失礼ですけど知名度なんてゼロですよ? ライトノベルのジャンルではもっとも失敗しやすいロボットものですよ? 絶対アニメ化経験してたり、十年以上ライトノベルを書いている作家さんの作品のほうが売れそうですよね?
そして、話は本題に戻ります。読者はどこからやってくるのかです。
Aの場合はある程度売り上げを見込める、読むユーザー層が把握できると思います。Bの場合はヘビーユーザー以外は読者はどこからやってくるのかわかりません。しかし、Bが売れたケースはAに敵わないまでも、幾度もあるはずです。Bという作品を人気にしたユーザーはどこにいるでしょう?
当たり前ですが、ヘビーユーザーはピラミッドの頂点でその絶対数は少ないです。少なくともミドル、ライトユーザーより多いなんてことはまずないです。仮にヘビーユーザー全員が「面白い! オススメ!」といってもミドル以下のユーザーにどれだけ届くでしょうか? 前にこのブログで書いた通りライトノベルブログにはあまり影響力がないと推察されます。
もしかしたら、読書メーターやBタイプの作品を担当するイラストレーターさんの力がものすごいのかもしれません。本屋さんやアニメイトのようなライトノベルを売るお店の展開の仕方がいいのかもしれません。レーベルが売れるような工夫を施しているのかもしれません。
ライトノベルというのは残酷なことに一巻の初動が悪いとすぐに打ち切りさようならです。二巻、三巻と続刊を重ねるごとに人気になって長期シリーズへ! なんてことはないとは言わないまでも圧倒的少数ですよね? ようするに、一巻が発売されてかなり早い段階で売れないと人気にはならないのです。
Bの作品を人気する読者。その読者は一体どこからやってくるのでしょうか?
そんな疑問を残しつつ、今回の雑記は終りです。あいかわらず、僕の戯言なので内容のほうはあんまり突っ込まないでください。
それではまた。