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 全日本空輸の国内線539便が欠航・遅延した22日のシステムトラブルについて、全日空は30日、データベースサーバーをつなぐ中継機が故障したのが原因と発表した。

 記者会見した殿元清司専務取締役執行役員は「多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 全日空によると、乗客や便の情報を管理する4台のデータベースサーバーをつなぐ中継機が故障し、4台が自動停止。全国の空港で搭乗手続きや発券ができなくなった。中継機の集積回路が壊れていたという。予備の中継機はあったが、切り替えもできなかった。

 今回のトラブルを受け、中継機の不具合を検知する機能の精度を高めたという。