そもそも結婚式をしたいかどうかについて考える
まだ入籍する前に旦那と「結婚式はどうしようか?」という話をしたのですが、そのときは二人とも結婚式に対して消極的でした。お互い派手ではないし目立つことは嫌い…特に、普通の女の子は憧れるであろう結婚式特有のキラキラした感じがどうしても受け付けませんでした。
しかし、その一方でしたほうがいいのかなという気持ちもありました。それは「けじめ」という観点からです。結婚式をしなかった夫婦は離婚しやすいという統計もあるそうですし(もちろん、結婚式をしたからといって離婚しないとは言い切れませんが)、言い方は悪いですが、周りを巻き込んで愛を誓っておけば、今後離婚の危機にでもなったときに、
私「あの時みんなの前で誓ったよね!?」
周り「んだんだ」
…という展開になれば有利になるなと思ったのです(ゲスい)。
そんなふうに悩んで、二人の中では「やるとしたら呼ぶのはお互いの両親だけでもいいか」という結論に落ち着いていたのですが、結婚の話を聞いた九州にいる旦那の親戚から、「結婚式には呼んで!!」という強いラブコールを頂きまして、結局、両親+親戚を呼ぶことになりました。私の方はもともと親戚が恐ろしく少ないので、現時点で呼べるのは両親と母方の祖母の三人だけ、旦那の方はそこそこ来て頂けることになり全部で約20人くらいの小規模な式をすることにしました。
条件を絞ってあっさりと決まった式場
呼ぶ人も決まったことで、式場探しをしようとしたのですが、ただやみくもに突撃しても効率が悪いので(当時は中距離恋愛だったため、何件か回って料理を試食して~なんて時間はありませんでした)、
・20人くらいが入れる小規模な会場がある
・駅から近い(遠方から来てくださる方が多いため)
を優先して探しました。すると、駅から徒歩2分のホテルがヒットしたので、話だけでも聞こうと帰るついでに寄ることにしました。
ブライダルサロンに案内されると、目に飛び込んできたのはガラス張りのフィッティングルームから見える純白のウエディングドレス、キラキラした眩しさに圧倒…大きなリュックを背負ってスニーカーを履いている私が入って大丈夫なのだろうか?と思ってしまいました。プランナーさんとお話をしていくうちに緊張も解け、ダメ元で希望の日に式場が空いているかどうか確認してもらうことにしました(気候や参列者の都合も考えて、3月下旬にできたらいいねと話をしていました)。すると、運よく空いているとのこと。朝一の挙式なので10時スタートでしたが、遠方から来られる人たちはホテルに前泊してもらえば大丈夫だろうし、むしろ昼頃には終わるのでそっちのが都合がいいだろうと。設備などもホテルだけあってしっかりしていたので、その場で仮契約をし式場選びはあっさりと終了。入籍といい何から何までトントン拍子で逆に恐ろしかったです…が、結果的には満足のいく式ができたので、あのときバシッと決めてよかったなあと改めて思います。
結婚式でこだわったところと節約したところ
こだわったところ
・花冠
正直ドレスは白ければ何でもよかったし、アクセサリーも勧められるままに決めたのですが、どうしても頭に花冠を付けたかった。キレイ系の大人っぽい顔立ちの人ならティアラが似合うのかもしれませんが、私は地味だし「だったら森ガール系で攻めよう!」というよくわからないコンセプトを貫いていました。実際に写真で自分の姿を客観的に見ると「うーん…似合ってるのかな?これ」という感じなのですが、当日は自分の気に入った格好で式に臨めたので気持ちよく過ごせました。附属のものに限らず、ドレスにしろ髪型にしろ何かこだわりがある人は値段は関係なく貫いたほうがいいと思います。ちなみに花冠はブーケと一緒の生花で作ってもらい、値段は一万円でした。
・料理
少人数ということもあって、挙式の後は披露宴ではなく食事会というカジュアルな感じにしました。ケーキもなかったので、せっかくなら美味しい料理を楽しんでもらいたいという思いで一番いいものを選びました。ちなみに、子供用の料理がとても美味しそうでいいなあと思っていました。ハンバーグとかエビフライとか…。
・写真
結構な値段もするし最初は誰かに撮ってもらおうか…と考えていたのですが、当てになる人もいないので思い切ってプロにお願いをしました。仕上がりの写真を見たらやっぱりデジカメで撮った写真とは全然違いますね。CD-ROMでデータを頂いたので、気に入ったものだけピックアップして写真として印刷することができるのがよかったです。場所も取りませんしね。
節約したところ
映像を流すのにも機器のお金が別途に必要なので、そこは必要ないなと節約しました。プロフィールムービーの代わりに、二人の小さい頃からの写真をアルバムにまとめて食事会のときに見てもらえるようにしました。
・招待状
一家族一通なので、そんなに数はないから自分たちでできるだろうと、ネットでセットになっているものを買いました。利用したのはこちら▼
文章はプランナーさんに見てもらいましたが、あとの印刷、発送などは全部自分たちで。白い台紙に文章がきれいに収まるようにフォントの大きさを変えたり結構大変でした…封筒の宛名印刷だけは、プリンターが詰まるかもしれないという不安があったので急遽手書きで書きました。年賀状のとき以上に緊張しました。
・司会
食事会の内容としては、始めの挨拶→親族紹介(両家の代表にやってもらった)→食事→参列してくれた子供たちへのプレゼント贈呈→両親への感謝の言葉→お義父さんの挨拶→終わりの挨拶というシンプルなものだったので、司会を立てなくても十分でした。会場には式場のスタッフさんがいるので安心して進めることができました。
・音響
二人の音楽の趣味が合っていたり、思い出の曲があってどうしても結婚式で使いたいというのであればBGMにこだわってもいいと思いますが、私たちは音楽の趣味は全く合わないので、わざわざ持参することはしませんでした。式場のBGMとはいえ、入場のときはこれ、退場のときはこれというふうに、ある程度は選ばせてくれました。旦那がやたらとエンヤを推していたのがおもしろかったです。
結婚式を終えてみて
始まるまでは、二人ともあまり乗り気ではないというか「準備とか大変だし早く終わるといいね」なんて話していたのですが、実際に当日を迎えて、家族や親戚の方が本当に嬉しそうにしてくれてるのを見てやっぱりグッとくるものがありました。
smile-simplelife.hatenablog.jp
すみれさんのこちらの記事を読んで、親の立場からも「けじめ」が必要なんだと気付かされました。私は昔から「結婚しても結婚式は絶対にしない!」と言っていて、母は「別にどっちでもいいよ」と口では言っていましたが、本当はしてほしかったのかなと今なら思います(どっちかというと神経質で心配性な母なので)。
式が終わった後に、母がメールで「いい式だったよ」と言ってくれて、お互い「けじめ」をつけるための結婚式としては成功したのではないかなと思います。
きらびやかな豪華な結婚式はちょっと…でも、結婚式ってしたほうがいいのかな?と悩んでいる方にちょっとでも参考になればいいなと思います。
(こんな感じの衣装にしました、参考までに…)