ニュース詳細
ロシア旅客機墜落 ボイスレコーダーを回収3月19日 18時56分
k10010449581_201603191920_201603191921.mp4
ロシア南部で、アラブ首長国連邦の旅客機が着陸する際に墜落して、乗客乗員62人全員が死亡し、ロシアの捜査当局では、現場から、操縦室での会話などを録音したボイスレコーダーを回収して、墜落の原因を調べることにしています。
ロシア南部のロストフ・ナ・ドヌーで、現地時間の19日午前4時前、アラブ首長国連邦の航空会社「フライ・ドバイ」の、ドバイ発、ロストフ・ナ・ドヌー行きのボーイング737型機が、着陸する際に空港の滑走路近くに墜落しました。
ロシア非常事態省によりますと、墜落した旅客機には、ロシア人やウクライナ人など乗客55人と、乗員7人の合わせて62人が乗っていて、全員が死亡したということです。
モスクワにある日本大使館によりますと、今のところ、日本人が乗っていたという情報はないということです。
旅客機が墜落した際、空港周辺では強い風が吹いていたほか、雨で視界も悪く、墜落する前に上空で旋回していたとの情報もあり、ロシアのメディアは、2回目の着陸を試みたあと、機体の後部から地面にぶつかったと伝えています。
ロシアの捜査当局では、悪天候が事故の原因につながった可能性もあるとみて、現場から操縦室での会話などを録音したボイスレコーダーを回収して墜落の原因を調べることにしています。
ロシア非常事態省によりますと、墜落した旅客機には、ロシア人やウクライナ人など乗客55人と、乗員7人の合わせて62人が乗っていて、全員が死亡したということです。
モスクワにある日本大使館によりますと、今のところ、日本人が乗っていたという情報はないということです。
旅客機が墜落した際、空港周辺では強い風が吹いていたほか、雨で視界も悪く、墜落する前に上空で旋回していたとの情報もあり、ロシアのメディアは、2回目の着陸を試みたあと、機体の後部から地面にぶつかったと伝えています。
ロシアの捜査当局では、悪天候が事故の原因につながった可能性もあるとみて、現場から操縦室での会話などを録音したボイスレコーダーを回収して墜落の原因を調べることにしています。
上空で1時間以上待機か
旅客機が発信する位置や高度の情報を基に飛行コースを公開している、民間のホームページ「フライトレーダー24」によりますと、フライ・ドバイ機は、着陸をやり直したあと、再び着陸を試みるまでの間に、上空で1時間以上待機を続けていたとみられ、当時の燃料の状況などが調査のポイントになるとみられます。
公開されているデータでは、着陸のため高度を下げていたフライ・ドバイ機は、現地時間の午前1時40分すぎ、途中で着陸を中断し、再び上昇しています。事故が起きたのは、およそ2時間後に2度目の着陸を試みた午前4時前ですが、この間、1時間以上にわたって、空港の南東方向の空域で旋回を続けていたことが分かります。
天候が悪化したり混み合ったりした場合に管制官の指示を受けて上空で待機するホールディングを行っていた可能性がありますが、このときの燃料の状況などが調査の1つのポイントになるとみられます。
また、公開されているデータでは、午前3時24分ごろから高度を下げていたものの、午前3時40分ごろ再び上昇に転じ、速度も上昇していることから、着陸をやり直そうとするなかで事故が起きた可能性もあります。
公開されているデータでは、着陸のため高度を下げていたフライ・ドバイ機は、現地時間の午前1時40分すぎ、途中で着陸を中断し、再び上昇しています。事故が起きたのは、およそ2時間後に2度目の着陸を試みた午前4時前ですが、この間、1時間以上にわたって、空港の南東方向の空域で旋回を続けていたことが分かります。
天候が悪化したり混み合ったりした場合に管制官の指示を受けて上空で待機するホールディングを行っていた可能性がありますが、このときの燃料の状況などが調査の1つのポイントになるとみられます。
また、公開されているデータでは、午前3時24分ごろから高度を下げていたものの、午前3時40分ごろ再び上昇に転じ、速度も上昇していることから、着陸をやり直そうとするなかで事故が起きた可能性もあります。