Updated: Tokyo  2016/03/19 18:46  |  New York  2016/03/19 05:46  |  London  2016/03/19 09:46
 

NY原油(18日):3カ月ぶり高値から反落、ドル上昇とリグ数増加で

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    (ブルームバーグ):18日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。一時は3カ月ぶり高値に上昇したものの、ドル上昇で商品への投資意欲が低下し、下げに転じた。米国の石油リグ(掘削装置)稼働数が今年初めて増加したことも、原油への売りを加速させた。

エナジー・アナリティクス・グループのディレクター、トム・フィンロン氏(フロリダ州ジュピター在勤)は「ドルが下げ止まれば、原油は下げ始めるものだ」と指摘。「原油は年初来高値を付けるまで、めざましい上昇を見せた。少し落ち着きを取り戻すべき時期に来ている。これが全般的なトレンドを乱すとは考えにくい。すぐに上昇基調を再開するはずだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比76セント(1.89%)安い1バレル=39.44ドルで終了。一時は12月4日以来の高値となる41.20ドルに上昇する場面もあった。4月限は21日に最終取引となる。ロンドンICEの北海ブレント5月限は34セント(0.8%)下げて41.20ドル。

原題:Oil Declines From Three-Month High as Dollar, Rig Count Increase(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Mark Shenk mshenk1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: David Marino dmarino4@bloomberg.net

更新日時: 2016/03/19 04:40 JST

 
 
 
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