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風と共にブログを綴ろう

 

ショーンK氏の学歴詐称が問題なのはわかる、だがそれがどうした?

ここ最近コンサルタントコメンテーターのショーンK氏が留学していた際の学歴を詐称していた事が問題になりどうやら世間では賑わいをみせている

私の中では落ち着いた雰囲気で識者というイメージのコメンテーターとしてショーンK氏は印象に残っていた

しかしここに来てMBAの学位は数日の講義を聴いただけであったり、日本や海外の企業のコンサルティングに関わったというのも企業の担当者に確認したが眉唾物だったなどの内容が取りざたされている

 

私はたまたま帰りに立ち寄った書店で七つの会議という書籍が気になって足を運んだのだが、ちょうど週刊文春が置いてあったので彼の記事を一通り読んでみた

もともと週刊文春側はテレビ局のキャスターが新旧交代して行く中でフジテレビの4月4日からはじまるユアタイムという番組に登板が決まったショーンK氏の事を徹底的に調べ始めたそうだ

まず彼のホームページを確認し現在は問い合わせくらいしか載っていない状態だったのだそうだが、ネット上に削除しても一定期間残るキャッシュをひとつずつたどって過去の文章を読み解いたらしい

 

そこには日本語版と英語版がありそのホームページを昔から見ていた人に確認してみたところどうやら少しずつ情報は削除されて最終的には今の問い合わせのみの簡素な物となったということだった

そんな中で会社の登記情報を探すと世界7カ国に展開しているコンサルティング会社は月に小額の金額で借りる事が出来るレンタルオフィスだったり、海外の大学の学生名簿を確認した所該当する名前はなくそこから掘り下げていくうちに高校の同級生の所まで事情を聞きにいってその当時と今とで顔立ちが違う事や本名は川上伸一郎だということ、当時はホラッチョ川上(あちらの言葉でホラ吹き)と呼ばれている事、ホームページの外人は画像検索した所まったく別の外国人CEOかなんかだったことなどを突き止めたらしい

 

それを色々なメディアが取り上げた事で彼も行き場を失っている訳だが、、

そりゃ色々詐称するのもいけないことだけどそんなに彼の事を執拗に掘り下げて文春は何がしたいの?と私は正直思った

ぶっちゃけひとりの男性の今後の人生お先真っ暗である

全国区で後ろ指さされる様なもんだ

芸能の仕事も厳しいだろうし、一般の仕事なんかはとてもじゃないが有名すぎて出来ないだろう

 

言ってみれば中世ヨーロッパで罪人が張り付けにされてなぶられているのを見て喜んでいるのとテレビのこのニュースを観て喜んでいる人達は一緒だよと私は言いたい

彼のイメージはその経歴に裏打ちされて来た物だからこそ信憑性があって価値があったのだろう、どこぞのお偉いさんが言う言葉がこの世界ではありがたいらしいからね

 

皆学歴や経歴に偶像を見過ぎではないだろうか?

本当にショーンKはしょうもない人間だったのか?

学歴を詐称したと思わせない程に肉体的にも対外的な処世術、知識、語学に関しても一流に遜色ない状態でいたからこそこれまで支持され看板番組のキャスターとして取り上げられるに至ったのではないだろうか?

なんだか学歴や経歴が無いからやっぱだめー

ではなくもう少し学歴や経歴と言う偶像崇拝を捨てた実力で支持される世の中にはならないのかなと、なんだかふと思ってしまった

いつの日か江戸時代で踏み絵でキリスト教徒を迫害していた時代を残念に思う様に

学歴でしか裏打ち出来ない事の貧しさを感じる時代が来るのかもしれない

だってその人の才能はやっぱり学歴で測れるほどシンプルな物じゃないのだから