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北朝鮮ミサイル発射 国連安保理が非難の声明
3月19日 10時00分

北朝鮮ミサイル発射 国連安保理が非難の声明
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北朝鮮が18日中距離弾道ミサイルを発射したことを受けて、国連の安全保障理事会は日本時間の19日朝早くから緊急の非公開の会合を開き、ミサイルの発射を強く非難し、先の安保理決議に基づいて北朝鮮に対する厳しい制裁措置を実施していくとする報道機関向けの声明を発表しました。
北朝鮮は18日、首都ピョンヤンの北から「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射し、このうちの1発はおよそ800キロ飛行して日本海に落ちました。
これを受けて国連の安全保障理事会では日本やアメリカなどの要請を受け、18日午後、日本時間の19日朝早くから、緊急の非公開の会合が開かれました。会合のあと議長国のアンゴラのガスパーマーティンズ国連大使が「ミサイルの発射は安保理決議に違反する許しがたい行為だ」と北朝鮮を改めて非難したうえで、今月初めに採択された安保理決議に基づいて、北朝鮮に対して厳しい制裁実施していくとする報道機関向けの声明を発表しました。
また、日本の吉川国連大使は記者団に対し、「北朝鮮は今後も新たな挑発行動に出るかもしれないが、安保理はきょう改めて結束を示すことができた」と述べ、北朝鮮に対して安保理が結束して臨むという姿勢を強調しました。
北朝鮮は今月初めに安保理が厳しい制裁決議を採択したあとも、弾道ミサイルの発射を繰り返しているほか、弾道ミサイルが大気圏に再突入した場合を想定した模擬実験に成功したと主張するなど、国際社会との対決姿勢を強めています。

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