「消防・救急電車」がデビュー 叡山電鉄、パトカー電車に続き
はしご車と救急車をイメージした叡山電鉄のオリジナル車両1両が18日、京都市左京区でお披露目された。車両の片面にはしご車、反対側の面に救急車が描かれ、赤と白の目立つ仕上がり。早速運行を開始し、沿線の住民や観光客らに防火を呼び掛けた。
左京消防団が、防火意識の向上や消防団活動への理解を深めてもらおうと企画し、叡山電鉄と左京防火協会が協力した。
車両は「えいでん まとい号」と命名した。はしご車の面に「住宅用火災警報器を設置しましょう」、救急車の面に「応急手当を身につけましょう」と記載され、両面に消防団員を募集する文言も書かれている。この日は叡電修学院車庫で、左京消防署などが主催の出発式があった。西川善次左京消防団長は「警察車両を模した電車がすでにあり、消防車両も走らせたいと思っていた。今後も一体となって地域を守っていきたい」とあいさつした。
まとい号は沿線を毎日約15往復する予定。
【 2016年03月19日 11時00分 】