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春闘 鉄鋼が2年間で月額2500円賃上げ 決着へ
3月15日 13時47分

ことしの春闘で、大手鉄鋼各社の経営側は、新年度・平成28年度と29年度の2年間で合わせて月額2500円の賃金引き上げに応じることになり、組合側も受け入れる方針で、鉄鋼大手の労使交渉は事実上、決着しました。
ことしの春闘で、新日鉄住金やJFEスチールなど大手鉄鋼4社の労働組合は、平成28年度と29年度の2年間で、月額で4000円ずつ、合わせて8000円の賃金引き上げを求めました。これに対して4社の経営側は、平成28年度に1500円、29年度に1000円と、2年間で合わせて2500円の賃金引き上げに応じることになりました。
4社の経営側は、この内容を集中回答日の16日正式に回答し、組合側も受け入れる方針で、鉄鋼大手の労使交渉は事実上、決着しました。
鉄鋼大手の前回・2年前の春闘では、2年間で合わせて月額2000円の賃金引き上げで妥結していました。前回を500円上回る内容で事実上、決着したのは、各社の間で中国経済の減速の影響などで、ことし3月期の業績見通しを下方修正する動きが出るなかでも、従業員の意欲向上や人材確保の面から、ほかの業種との賃金の差が広がらないよう最大限の底上げが必要だという認識で労使が一致したためとみられます。

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