「日本死ね」の言葉使いが悪いと言うが、どうしよもなく誰かに気持ちをぶつける時に言葉使いを考えますか。それが本音というものでしょう。論点が違う。だったら国会内で野次るという品格のない行為こそやめてほしい。
— ラサール石井 (@lasar141) 2016年3月10日
先日から話題になってる「保育園落ちた」話。うちも去年、娘が2歳になる年に保育園探しまわって、結局小規模の保育ルームに滑り込めたものの、3歳になる年までしか行けへんので、今月で卒園。次の保育園は見つからず、結局かみさんが仕事を変えて幼稚園に行くことになったので、わたしとしても、まんざら他人事ではないので、いろんな主張を見聞きしながら「まぁそうやなぁ」と思っております。
ほんで、この話でよく言われてるのが「言葉が汚い」という事なんですが、今回の場合は言葉が汚かった…つまり強い口調やったからこそ色んな人の目にとまったわけで、そう悪いことでもなかったと思てます。
わたしは今でこそ内勤ですが、社会人なってからしばらくは工事現場で働いておりまして、まぁご想像のとおりかと思いますが、工事現場の人達は一般的に言葉が荒いです。
今はだいぶ改善されたのかもしれませんが、わたしが働いてた10年ほど前は、「アホ、ボケ、しばくぞ」は日に何べんも聞くような言葉でした。…まぁこれは、そんだけわたしが怒られるような人間やったいう話でもありますが。
ちなみに、先輩方の話では、当時ですら昔と比べれば大分良くなったそうで…実際に殴られる事はほとんどありませんでしたから。
この言葉が荒いってのは、まぁ人柄って見方もあるんでしょうけど、「そもそも」って話でして、基本的に危険の多い現場で働いているからってのが、言葉の荒い人が多い一因やと思うんです。
例えば、重機なんか扱ってるところにフラフラ近寄ってくる人がいたとして、丁寧に言うなら、『いま重機が動いてて、ぶつかったりしたら怪我しますから、危ないんで向こう側を歩いていただけませんか?』とでもなるんでしょうが、これでは言ってる間に事故になるかも分かりません。
そんなわけで、現場では『危ないやろ!向こう行っとけ、アホが!』とかなるわけです。
そら言葉は荒いですが、強く言われることでとにかく危険なんはよくわかりますし(重機が…か、そのおっさんが…かは別にしといて)、次は気をつけなあかんのも感覚的によくわかります。
そんなわけで、危険が迫っているとかで何としても伝えなあかんコトは、荒い言葉…強い口調で伝えたほうが結果的に良かったなんてこともあるわけで、今回の保育園のコトで言えば、今までも散々問題提起されてんのに一向に解決しないコトに対して、強い言葉で訴えたのは、今まで関心もなくて知らんかった人たちにも、こんな風に困ってる事があるって伝わっただけでも、一歩前進なんやないでしょうか。
もちろん、保育園増やす話は簡単なコトやないので、立地や保育士不足の問題もあって、これですぐ解決とは行かんはずですが、少しずつでも良い方に向かっていけばと願っております。