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東芝不正会計巡る個人株主訴訟 会社などが反論
3月4日 14時28分

東芝の不正会計問題で株価が下落し損害を受けたとして、東京の個人株主など50人が会社と旧経営陣におよそ3億円の賠償を求めている裁判が東京地方裁判所で始まり、東芝と旧経営陣側はいずれも訴えを退けるよう求めました。
この裁判は、東芝が不正な会計処理を行った問題で、株価が下落して損害を受けたとして、東京の個人株主や元株主の男女50人が、東芝と田中久雄前社長など旧経営陣5人に対し、およそ3億円の賠償を求めているものです。
4日に東京地方裁判所で始まった裁判で、原告は「東芝は有価証券報告書に虚偽の事実を記載して投資家の判断を誤らせた。当時の役員らは利益のかさ上げという目的意識をもって、故意に虚偽の記載をした」などと主張しました。
これに対し、会社と旧経営陣側はいずれも訴えを退けるよう求め、旧経営陣の弁護士は「不当な利益のかさ上げという目的などなかった」とか、「利益のかさ上げを認識しながら容認した事実はない」などと反論しました。
原告の弁護団によりますと、東芝の個人株主などは大阪と福岡でも集団訴訟を起こし、原告の数はこれまでに100人余りに上っていて、今月28日には新たに150人以上の個人株主と元株主が、各地で提訴するということです。

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