けろけろ主婦ブログ

カエル好きな主婦がおすすめな飲食店やおすすめな観光スポットについて書いていきます。

宝塚歌劇団雪組『るろうに剣心』原作ファン夫婦の観劇感想

time 2016/02/21

宝塚歌劇団雪組『るろうに剣心』原作ファン夫婦の観劇感想

「宝塚でるろうに剣心やるんやって。」
発表された時から夫は嬉しそうに言ってました。
夫は黄金世代のジャンプ愛読者ですから、るろ剣愛読者でもあるわけで。
私もるろ剣は初期の漫画と後はアニメでずっと追ってました。
映画版も3作すべて2人で映画館へ観に行きました。

ですが、宝塚で『ルパン三世』やる時も同じようなテンションで、結局観に行かなかったので、今回もさほどなのかな?と思ってました。

夫の母親はCSで宝塚専門チャンネルを契約していて、毎月2回は大劇場に観劇に向かう筋金入りの宝塚ファン。
夫が生まれる前からなので年季が違います。
私も宝塚は何度も観劇に行っているので、夫の実家に遊びに行くと基本話は宝塚のこと。

ですが、夫は全く宝塚には興味なし。
小さい頃から宝塚の英才教育を受けていたはずなのに…
『サクラ大戦』の舞台『歌謡ショウ』には大ハマりで、学生時代から友人と東京遠征するくらいなのに。
ちなみに『サクラ大戦』の舞台には月野姫花さんや白華れみさんなど、宝塚の退団者も出演されています。
夫所蔵のDVDを観て、目玉飛び出しました。∑(゚Д゚)

今年のお正月、夫の実家に帰省した際には、もちろん宝塚版るろ剣の話に。
「観に行きたいと思ってて…セブンイレブンの先行で予約しようと。」と話すと夫の母から「動くのが遅すぎる!」と言われました。
友の会枠でほぼ取られていて、先行発売でも多分もう取れないとのことでした。
我ら夫婦は吞気なので「そんなことないでしょ~」と笑っていたのですが、本当に全く取れませんでした。

発売開始の時間にパソコンとスマホの2台でページに繋ごうと試みましたが、まず繋がらない。繋がったけど、もちろん土日の回は全て完売。
平日分もその日のうちに完売でした。

ちなみに公演スケジュールは下記のとおりです。
宝塚大劇場:2016年2月5日~2016年3月14日(新人公演は2月23日 18:00)
東京宝塚劇場:2016年4月1日~2016年5月8日(新人公演は4月14日 18:30)

「残念だねぇ。」と言っていたのですが、夫諦めきれず…。
結局、オークションでチケットを競り落とすことと相成りました。
しかし、転売屋には本当に困ったもんですよね。
観に行くつもりないなら、買わないでよ~と。
今回は「観に行けなくなりましたので…」と注釈をつけている方から比較的良心価格で手に入れられました。感謝感謝。
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宝塚大劇場へ

というわけで、いざ宝塚!!
阪急電車の手塚治虫ラッピング電車で向います。
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宝塚駅を出ると歌劇の銅像。生憎の雨。
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花のみちを通って。
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到着しました。宝塚大劇場。
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中に入ります。
煌びやかなシャンデリア。
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「土産物コーナーを見よう。」
早めの到着でしたので、時間たっぷり。
まずはお菓子屋さんから。
実演で作っている人形焼き。良い香りです。
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宝塚は公演ごとにお菓子のパッケージも変わります。
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私「表面の包装に作品名が印刷されてるだけで、中は『宝塚歌劇』としか書いてないからプレミア感がないのよね~。( ̄▽ ̄)」
夫「……( ̄ー ̄)」
ん?夫聞こえてるのかな?
夫「これを買おう。( ̄▽ ̄)」
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私「え~!話聞いてた~?(´Д` )」
夫「美味しそうだからいいの。( ̄▽ ̄)」
確かに作っているのはコロンバンやモロゾフなわけなので、味は保証されてるけども…。

今回購入したのは風月堂のレスポワール。
包みを剥ぐと、こんな感じ。
もちろん安定の美味しさです。
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次はパンフレットやスチール写真などのグッズを売っている劇場入口横の『キャトルレーヴ』へ。
原作コミックも置いてますよ。
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箸や湯飲みなどの限定グッズは品切れ。ポスターも品切れ。
パンフレットも一時期品切れだったそうです。
今回は買えました。
今までの宝塚のパンフレットと同じく1000円です。
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中には見開き集合写真や原作解説まで!!
今だかつてない情報量。お値段据え置き。
今回宝塚を初めてご覧になるお客様~これ大変お得です。
品切れになるのも分かります。

余談ですが、スチール写真コーナーで「斎藤さんだ!」と自分で叫んだ瞬間。
頭の中に「俺を誰だと思ってんだ。斎藤さんだぞ。」とピカピカの方が浮かび、1人でツボに入ったのは秘密です。


え~続きましてご紹介するのは、お食事処『くすのき』
なんとこちらでは『赤べこ』の牛鍋を食べることができます。
税込2000円。
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「なんだって!!」夫婦で歓喜。
が、既にお昼ごはんを食べてきてしまいました。
もっと早く知っていれば…。
悔やまれます。

ちなみにお隣のレストランでは公演をモチーフにしたドリンク『剣客』もお召し上がりいただけます。
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なんて劇場内を堪能していれば、待ち時間はあっという間。
ですが、もしまだ時間に余裕があるのなら『宝塚歌劇の殿堂』を覗いてみるのはいかが?
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今までの公演で使用した衣裳や小道具などを展示したミュージアムになっています。
入場料は500円。しかし裏ワザとして、大阪の金券ショップでベラボウに安くチケットが手に入ることがあります。
宝塚観劇が決まった際には、是非合わせてチケットショップに目を光らせておきましょう。


え~こちらは初回の方はなかなか利用しないかとは思いますが、最後にご紹介いたします。
『サロン・ド・タカラヅカ』
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宝塚の衣裳を着て写真を撮ることができるスポットです。
女性限定ですのであしからず。
衣裳の種類は30種類以上。
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舞台メイク込みで17000円~
事前予約が必要です。この予約がなかなか取れないのです。
毎月1日に翌月の予約が取れるようになるので、頑張ってトライしましょう。

ちなみにメイクなしなら予約なしで7000円~
でもせっかくならばメイク込みの方がオススメです。
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さあ、開演30分前になったら開場です。
わぁ、待ってました。
チケットを切ってくれるお姉さんが、どの方向に進めば良いか教えてくれますので、迷うこともありません。
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こちらの階段はお写真スポットですので、初めての方は是非1枚。
我ら夫婦も劇場の方に撮っていただきました。
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今回の公演の曲を自動演奏するピアノや。
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今回の主要キャストのスチールなど。
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ちなみに女性用お手洗いは高速のサービスエリア並に大量にありますので、混んで見えても比較的すぐ順番が回ってきます。
その分、男性用は狭いようですが。

また大劇場は館内飲食OKなので、中に売店もあります。
サンドウィッチやおにぎりなども販売。
今回は、5組をモチーフにしたお菓子が売っていました。
花組・ストロベリー
月組・ココナツバナナ
雪組・抹茶
星組・キャラメルナッツ
宙組・いちじく
1つ280円。
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試しにココナツバナナを買ってみました。
幕間のおやつにぴったり。
ふわふわで美味しいです。
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さぁ席に着くまで気を抜けませんよ。
段差に気をつけて。
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開演5分前になりますと緞帳があがり、いよいよ始まりの準備。
皆様準備はよろしいですか?
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撮影はこちらまで。
この後は皆様の目でお確かめいただいて。
ここより下は、私個人の感想となりますので、
「ネタバレは嫌」
「偏った意見NG」
の方々はこちらでサヨナラです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

浪漫活劇 るろうに剣心
観劇の感想

キャスト

今回のキャストは下記です。『加納 惣三郎』は原作には登場しない宝塚オリジナルキャラクターです。
緋村 剣心:早霧 せいな
神谷 薫:咲妃 みゆ
加納 惣三郎:望海 風斗
相楽 左之助:鳳翔 大
高荷 恵:大湖 せしる
斎藤 一:彩風 咲奈
四乃森 蒼紫:月城 かなと
明神 弥彦:彩 みちる
武田 観柳:彩凪 翔

1幕

1幕前半は幕末、殺陣のシーンが見せ場。
新撰組時代の斎藤さんに会えますよ。

宝塚のオリジナルキャラと剣心との出会いがあるため、島原の遊女達が出てきます。
とっても煌びやかで美し~。
しかし、原作ファンにとっては何だろこれ?と若干の置いてけぼり状態。
まずは宝塚ってこんなものと慣れていただいて。

第5場から、私達の知ってる第1巻のストーリーが始まります。
赤い着物の剣心、薫ちゃん。弥彦~。
どの役もイメージぴったりで、とっても楽しく見られます。

ちょっと気になったのは、名ゼリフが案外さらっと流されているところ。
「薫殿の甘い戯言のほうが好きでござるよ。」で締める一連のくだり。
ここ、もうちょっと間が欲しかったなぁ。
ここ重要シーンと思ってたの私だけかなぁ。

赤べこもしっかり出てきます。
メニューが食べられるだけありますね。
実写映画では出てこなかった妙さん、燕ちゃんも結構話に絡んできます。
そして、佐之助登場。
斬馬刀の戦いは武器の大きさと女性である点から、ちょっと不安に思ってました。
ですが、なかなか良い感じに仕上がってましたよ。
歌舞伎の振付師さんが参加しているので、そんな演出もあったり。

1作目の実写映画では完全にその存在を無視されてしまった蒼紫様ですが、今回は御庭番衆を引き連れての登場です。
私は映画版の扱いに腹が立っていたので、(単なる乱暴者にしか見えない。まさかの志々雄の「誰だお前。」発言など。)宝塚版の扱いにほっと胸を撫で下ろしました。結構好きなキャラなので。
彼らには2幕にも見せ場があります。

幕間に劇場のお姉さんが注意のボードを持って回りますが、客席にてちょっとした殺陣が見られます。
私の宝塚観劇史上、最多の客席降りです。
お楽しみに。
ですので、1階席がオススメですね。

2幕

2幕ですが、完全にオリジナルキャラとの確執になりますので、原作ファンにとっては賛否分かれるところですね。
私は宝塚を知ってますし、望海さんの歌唱力が楽しみでもあるので、この展開で宝塚的にはまとまったなぁとは思います。

剣心が薫ちゃんに恋心芽生えるの早っ!!と感じましたが、宝塚では日常茶飯事です。
いつでも、目と目が合ったらミ〜ラク〜ル。
1幕から巴さんもちらちら姿をみせます。

パンフレットにも書いてありましたが、2番手(望海さん)の役をどうするか、演出の小池先生はかなり悩んだそうです。
そりゃそうです。剣心を初めとした主要キャラ達、今のキャストでハマりにはまってますから。
敵役を美形化という話を和月先生が断ったと書いてあったので、初め観柳のことと思ってしまいましたが、刃衛のことですね。
美形ってわざわざ言わなかったら、別に刃衛でも気にはならないんじゃ…と後から思いましたよ。
だって、御庭番衆もあんな感じだしさ。
でも、そうなると2幕の話は丸々カットになる訳で…。
刃衛で薫ちゃん絡むと実写映画のまんまになるか…
いや、それで原作通りだしな。
薫ちゃんから刃衛に恋心とかになったら、収拾つかんな。
となると、こうするしかないか。うん?

フィナーレ

え~フィナーレですが。
宝塚ファンとしては、なんかもうちょっと新規のお客様を虜にする感じにならなかったもんかな?と思います。
普段の宝塚なら及第点。しかし、原作ファンは完全に置いてかれるもんね。
ロケットもフランス人形風?と思いましたが、完全にるろ剣の世界観とは違うし。
もうちょっとなんとかなりませんでしたかね?

そして最後のパレード。
今回は背負い羽根は無しかなぁなんて思ってました。
たしか『愛と青春の旅だち』の時の軍服でも背負ってなかったですし。
背負わないの結構あるんですよね。
が、しっかり背負ってましたね。

初宝塚の夫には背負い羽根を見せられて良かった~と思いましたが、トップ3人完全に浮いてますやん。別の演目になってますやん。
『エリザベート』でも、最後はトートに戻りますやん。
最後は剣心に戻って欲しかったなぁと思いました。

以上、私の個人的感想です。
さんざか書き散らかしましたが、いかがでしょうか。

まだこれから観に行くって方は、どうぞ楽しんできてください。
これを機に宝塚のファンになったという方は、次の公演もぜひ大劇場に足をお運びください。
ブルーレイとDVDが2016年4月28日に発売されるようなので、チケットを取れなかった方は是非どうぞ。

宝塚大劇場は飲食物の持ち込みがOKになっています。
開演前や休憩時間にお腹が空いたときのために、宝塚ファン御用達の『サンドウィッチ ルマン』のエッグサンド はいかがでしょうか?
感想を書いていますので興味がある方は是非ご覧ください。
image『サンドウィッチ ルマン』のエッグサンド 宝塚観劇のお供に
ルマン花のみち店を紹介します。店頭には色鮮やかなサンドウィッチ。 1種類特化派も色々ミックス派も、幅広いメニューから選べます。


これを機にるろ剣をもっと知りたい!って方は、完全ガイドをどうぞ。

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まあち

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カエルと食べ歩きが大好きな主婦です。
大阪在住の30代です。

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