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IBM

SCO問題、やっと終了へ 4

ストーリー by hylom
世紀の裁判であったことは間違いない 部門より
insiderman 曰く、

UNIXの権利を所有すると主張していたSCOが、そのソースコードをIBMが不正にLinuxに流用したとしてIBMを提訴していた裁判が、ついに終結する(gihyo.jp)。SCOがIBMを訴えたのは2003年なので、約13年裁判は続いたことになる。

今回の裁判終了により、ついに裁判だけでなくSCOも終了することになる。

SCOの主張はIBMがSCOのライセンスを受けたUNIXのコードをLinux開発者らに提供、Linux開発者らがそれらをLinuxに盗用したというもの。その後SCOはLinuxカーネル2.4以降のユーザーに対しライセンス料の支払いを要求したり、Linux採用企業を提訴したりしていたが、盗用されたとSCOが主張したコードはそもそもSCOの前身のカルデラがオープンにしていたものだったことが明らかになったり、UNIXの著作権は米Novellが保有しているという判決が出たりと、SCOの主張は時が経つにつれて根拠を失っていった。

その後2007年にはSCOが米破産法11条の適用を申請、裁判は終わるかと思われたが、その後投資を集めてLinux関連の訴訟のみを続ける企業として存続、裁判は継続。一時は2009年には「NovellがUNIXの著作権を持つ」との判決を破棄する判決も出たが、最終的にはUNIXの著作権はNovallが所有するという判決が出て、SCOの控訴も却下されていた。

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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