京都?奈良?歴史的観光名所はどっちが上?!


京都と奈良がセットで出て来れば、その次に来るのは「文化」や「歴史」といった言葉でしょう。外国人観光客にとっても両者の知名度は抜群ですが、もしも観光でどちらかの県しか訪れられないとしたら、皆さんはどっちを観光したいでしょうか?
京都の方が有名なので若干有利な気がしなくもないですが、奈良だって負けていません!そこで、今回は京都と奈良の2つの歴史を感じる観光名所を、対決させながらご紹介します。

因縁の対決はここから始まった?!


平城京と平安京を聞いたことがない人は、中学の歴史の時間に居眠りをしていたに違いありません。歴史の教科書の早い段階で出てくるこの2つの都は、今はもうなくなっているものの、京都市と奈良市の随所にその歴史の面影を偲ぶことができます。

平城京は復元され、平安京は私たちの心の中にある…


平城京跡は奈良県奈良市にあり、朱雀門や第一次太極殿など復元されたものを見ることができます。広い敷地の中を歩いていると、本当に当時の平城京にタイムスリップしたような感じを受けることでしょう。日本の歴史的観光地の多くは保存することに尽力を注いでおり、どれも色あせてわびさびな感じですが、平城京は現代になって復元されたためにものすごく色鮮やかで極彩色!枯れた色の建物ばかり見ていると、こういう遺跡が新鮮に映ります。ちなみに平城京跡は「古都奈良の文化財」としてユネスコ世界遺産!
対する平安京は今の京都市の中心部にあったもので、現在その姿を完璧に見ることはできません。石碑などは残っていますが、石碑の周りは市街地であることが多いのでロマンはあまり感じられないかも。しかし、東寺など平安京に付随していたものは残っていますし、考え方を変えて「京都自体が現代の平安京じゃ!」と思えば、今目の前にある景色も違って見えるかも?!ちなみに東寺は「古都京都の文化財」として世界遺産!
この因縁の対決は復元された平城京の勝利ではないでしょうか?!

寺はプライド?!負けられない対決!


京都も奈良も、お寺の歴史の深さと数の多さで有名です。京都の有名なお寺は金閣寺・銀閣寺・清水寺…と挙げればきりがありませんが、奈良の方も東大寺・法隆寺・興福寺と歴史の深さでは負けていません。ここでは京都代表として金閣寺、奈良代表として東大寺に争ってもらいましょう。

両者にほとんど大差なし!


金閣寺は別名鹿苑寺と呼ばれる金ぴかのお寺です。メッキを貼ったような派手な金が世界中の人の目を惹いて視覚的効果は抜群!観光客の数は毎年数百万人にも及びます。京都駅から行くには公共交通機関が利用できますが、乗り換えせずに行けるバスをお勧めします。京都はバス一日券が安いので、バス一本で行けるのは魅力的ですね。拝観料は400円と安い!しかも世界遺産!
さて一方、東大寺の方は奈良県を訪れる人が最も多く行く観光地なようです。インパクトが強い大仏効果は抜群で、大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴をくぐるアトラクション(?)も大人気です。大柄な欧米人は苦労していますが、未だに挟まって抜けなくなった人を見たことはありません。また、東大寺前にわんさかいる鹿も観光客を惹きつける1つの要因になっているのではないでしょうか?アクセスは市内巡回バス(外回り)が便利です。バス停から徒歩5分くらいですが、景色を見ながら歩いていると本当に5分?!という近さ。お得な一日乗車券「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass」があるので、京都同様格安で観光ができます。入堂料は500円!東大寺も世界遺産!
さてこの寺対決は実に甲乙つけがたい!なぜって両方世界遺産ですし、1日乗車券も同じ金額。ただ、金閣寺の方が入場料は100円安いから、金閣寺の僅差での勝利ということにしましょう!

Comments are closed.