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ソニー「Xperia」の新スマホ戦略とは? Xシリーズと新機軸イヤホンで不振を挽回できるか
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
2016年2月22日(現地時間)から開催されている携帯電話・モバイルに関する世界最大の見本市イベント「Mobile World Congress」(以下、MWC)。ソニーモバイルコミュニケーションズはスマホの新しいシリーズ「Xperia X」と、スマホと連携する「Xperia Ear」などのXperiaブランドを冠したアクセサリーを発表した。
同社の狙いと戦略の背景には何があるのだろうか。発表会の内容から探ってみよう。
不振のスマホ事業で盛り返せるか?
低価格スマホに押される形で業績が低迷し、立て直しを図っているソニーモバイル。そのソニーモバイルが、毎年大きな戦略を発表する場として選んでいるのが、MWCである。
事実、昨年2015年のMWCでソニーモバイルは、フラッグシップやミドルハイクラスといった高性能モデルに集中することで事業立て直しを図る考えを明らかにしていた。2015年は「1年に1度」と宣言していたフラッグシップモデルを2度投入するなど戦略にややブレは見られたものの、ローエンドモデルの数を減らし、4Kディスプレイを採用した「Xperia Z5 Premium」などのハイエンドに集中する戦略をとっていたことは確かだ。
最近ではソニー全体の業績にも落ち着きが見られるようになったが、依然としてスマホ市場は価格競争が激しく、競争も厳しい。そこで求められるのが、今後スマホ事業をどのように発展させていくのかという、明確な戦略やビジョンを打ち出すことだ。
ソニーモバイル自身も、おととしから昨年にかけての大きな混乱からやや落ち着きを見せたのに加え、代表取締役兼CEOの十時裕樹氏にトップが交代して1年が経過している。それだけに、不振を脱して新たな成長を遂げるためにも、今年は同社の新たな戦略が大きく問われるところでもある。
では今年のMWCで、ソニーモバイル、ひいては十時氏はどのような戦略を打ち出したのだろうか。発表会では大きく分けて2つの「Xperia」に関する戦略が打ち出されている。
1つはスマホの新機種「Xperia X」シリーズに関する内容だが、もう1つはスマホのアクセサリー「Xperiaスマートプロダクト」であったのには驚きがあった。従来、Xperiaブランドはスマホのみに付けられていたものだけに、スマホのアクセサリーにXperiaブランドを冠したことの意味は非常に大きい。
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