今日はちょっと珍しいラーメンを食べてきたので、食レポ。
軍鶏(しゃも)、ってご存じですか?
こういうルックスの鳥です。
本来は闘鶏専用の品種で、そのため「軍鶏」の字が当てられたそうです。
オスは非常に闘争心が強く、戦いのために発達した軍鶏の腿や胸の筋肉には、ブロイラーにはない肉本来のうまみがある…のだそうです。
今日はその軍鶏の塩焼きや刺身、出汁を使ったラーメンを食べさせてくれるお店、
「軍鶏ラーメン美幸」を紹介します。
味のある店構え、こういうのがいいんだよ
カウンター10席、座敷席2つ、20人も入れば一杯の小さなお店です。
場所は住宅街の奥で、なかなか分かりづらい。
私達は初めてだったのでカーナビでも少し迷いました。
でもどんどんお客さんが入ってくる人気店。
行ったのが日曜昼、と言うこともあり少し待たされましたが、厨房の手際がいい、片付けたり注文を取るお母さんもテキパキテキパキ。
「相席でいいですよね!」と笑顔でスムーズに席を詰め、小さなお店なのに素晴らしい回転率の良さでした。
ちょっと古びた、味のある店内も居心地よし。
手作り感あふれるメニューとか、木のテーブルにビニールカバーとか。
コップがアラレちゃん、とか。
ごちゃっとした店内のあったかい感じに、実家気分で楽しめました。
さて、肝心の料理。
まずは焼きしゃも(700円)から頂きます。
途中道に迷ったため子どもの空腹が限界に達しており、写真を撮る頃にはだいぶ食べられております、しかもダンナの手が映っております(泣)。
軍鶏の肉は確かに堅い、でも噛みしめると美味しい!
しっかりした歯ごたえ、濃い旨味でした。
一皿に色んな部位が入っていて美味しい。
お店の人が言うには皮や脂部分が美味しい、とのことでしたが鳥皮大好きの子どもに一瞬でつっつかれ、鶏むねしか残っていませんでした(笑)。
でも胸肉も美味しかった!
脂がしっかりしているので、店主さん曰く「レモンサワーが最高に合うよ!」とのこと。
くううーっ! (運転手はつらいぜ)
車でしか来れないような立地なので、軍鶏で飲みたい!という人は、飲まない人に運転手をお願いしましょう。
今回は頼まなかったけど刺身もありました。
つまみに最高ですよね。
そして来ました、塩ラーメン!(700円)
手打ちの太麺、細麺が選べますが今回は太麺にしました。
手打ちだけどツルっとした食感で、食べやすくて美味しい。
トッピングはネギとカイワレ、チャーシューにシナチク。
塩気は少し濃い目かな?
あっさりした塩ラーメンなんだけど、軍鶏出汁のせいか、旨味が濃い!
ちょっとしょっぱい?でもこのくらいなら気にならないな、と思って食べてたらお店の人に「しょっぱかったら薄めるから言ってね~!」と声を掛けられてびっくりしました。
隣のお兄ちゃんは「薄くして」と言って少しスープ足してもらってました。
自由だな!
「高菜食べてしまったんですか!」の店と両極ですよね。
でもこの店好きだな~、と笑ってしまいました。
いいんだよ、塩気なんか好みなんだよ!
やきしゃもを頼めば「かたいけどお子さん大丈夫?でも噛みしめると美味しいよ!」と声を掛けてくれたり、子どもには最後に駄菓子サービスとか、子連れでも行きやすいお店でした。
私は塩、子どもは醤油、ダンナは鶏白湯を頂きました。
一番濃さ、個性を感じるのは限定20食の鶏白湯かな?
醤油も鶏の濃厚さが出てました。
塩ラーメンは、美味しいかったけど正直普通かな~?と。
でも帰り道に驚いたのは、体がすごくポカポカすること!
スッポンを食べた後、みたいな感じ。
軍鶏出汁効果?
量は普通、あっさり、美味しい!と食べられるラーメンだったのですが、食べた後のポカポカ感、腹持ちの良さは異常でした(笑)。
ラーメンと塩焼きを少し食べただけなのに、晩ごはん軽めでいいよ、っていうくらいの満腹感でした。
食べたときは、ペロッと食べられたのに。
思い返すとお腹が温かくなるような、元気が出てくる不思議なラーメンでした。
アクセス
食べログはこちら。
立地はかなり不便だけど、また行きたいと思ったお店。
焼きしゃもは本当に美味しかった。
軍鶏が食べてみたい、と思ったら是非行ってみてほしい。
以上、おすすめのラーメン屋さんの話でした。