東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の復興支援のために全国の警察から特別出向した後、3県警に所属を切り替えて定年まで勤める「永久出向」を選んだ警察官が67人に上ることが27日、警察庁への取材で分かった。
3分の2は地元に戻った被災3県の出身者だが、縁のない県への永久出向を決めた警察官もいた。警察庁の担当者は「町並みや暮らしぶりを目の当たりにして、『ここに骨をうずめよう』と思い立った人もいたのではないか」と話している。
特別出向の人数は、震災後からこれまで、永久出向の67人を含めて延べ1751人に上る。
【共同通信】