編集委員・安藤嘉浩
2016年2月25日21時29分
■キャンプの素顔
阪神がオープン戦の初戦を戦った21日の浦添市民球場。レフトスタンドの芝生席に、4本の応援団旗がはためいた。「沖縄猛虎会」をはじめとする日本野球機構(NPB)公認の阪神私設応援団だ。「宜野座キャンプが始まって14年になるが、こんな大勢集まったのは初めてです」と地元「沖縄」の宮城英史(ひでちか)会長(43)は喜んだ。
もちろん、金本知憲(ともあき)新監督(47)への期待感の表れだ。宮城さんも「どんなことがあっても試合に出続けた鉄人。きっとチームも元気になると思います」と語る。「久しぶりにワクワクするんだよね」と打ち明けるのは「広島猛虎会」の真野豊さん(44)だ。
2人はともに掛布雅之・2軍監督(60)のプレーにあこがれて阪神ファンになり、応援団員として金本監督の鉄人ぶりに拍手を送ってきた。そろって現場に復帰した今季は、例年以上にじっとしていられない様子だ。
この日集まった団員は総勢14人。最終回は沖縄の試合限定で演奏する「ハイサイおじさん」で、金本監督とチームを鼓舞した。
「雰囲気が明るいし、バットがよく振れている。今年は、きっとやってくれるで」と真野さんは笑う。昨年のセ・リーグ覇者・ヤクルトに快勝し、虎ファンの期待は膨らむばかりだ。(編集委員・安藤嘉浩)
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