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元職員 3人殺害認める「手がかかり面倒に」
2月25日 16時15分

元職員 3人殺害認める「手がかかり面倒に」
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川崎市の老人ホームで入所者3人が転落して死亡した事件で、このうち87歳の男性をベランダから投げ落としたとして逮捕された元職員の男が、3人の殺害を認めたうえで、3人についていずれも「介護に手がかかり、仕事が面倒になった」などと説明していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
おととし、川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、86歳から96歳の入所者3人がベランダから相次いで転落して死亡し、警察は、このうち最初に死亡した87歳の男性を投げ落としたとして、当時職員だった今井隼人容疑者(23)を殺人の疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと、今井容疑者は3人の殺害を認めているということで、3人についていずれも「はいかいや入浴の拒否などで介護に手がかかり、介護の仕事が面倒になった」などと説明していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
また、警察によりますと、87歳の男性については、「事件の数か月前から煩わしさを感じ、前から殺害しようと思っていた」と供述しているということです。
施設の運営会社によりますと、この施設では当時、入所者がおよそ70人いて、死亡した3人は特別な配慮が必要な入所者ではなく、職員との間でトラブルなどはなかったということです。
警察は、なぜ3人が事件に巻き込まれたのか、詳しいいきさつや動機などを調べています。

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