イケダハヤト師はブログを捨ててnote(有料)に移り、Tehu氏は叩かれすぎて最近おとなしい。ウォッチング環境が悪化の一途をたどる今こそ、意識が高すぎる10歳 中島芭旺(bao)くんに注目すべきだと思うんです。
彼を一言で表すなら「学のないTehu氏」。
単に不登校であることを自宅学習とかオープンエンド型学習と言い張り、じゃあ何を学んでるんだ?と覗いてみれば、勉強材料は自己啓発本()。Twitterを見てみるとやたらポジティブなツイートばかり並んでいるから、自己啓発本の効果はあったようだけど、知識が追いついてない感じで笑えます。いや、彼の裏側を見てみると笑えないんだけれども。
中島芭旺(bao)くんとは何者か?
あれこれ説明するより実際に見てもらったほうが早いよね。
10歳です。小学校へは通学せず、自宅学習という方法で生活しています。 「自分で選択して学習」 「オープンエンド」 「好きな人から学ぶ」
「ただの不登校やんけ!」と突っ込みたくなるプロフィールなのですが、ツイートもこれまた興味深い。現時点では334ツイートしかないけれども、注目すべきものをピックアップ。
意識の高いツイートの数々
何かを目指すのではなく、その何かに自分がなればいい。それに、もし出来なかったり諦めてしまっても自分で新しい考えを導きだせばいい。
— bao (@bao829) 2014, 9月 29
どうなりたいかという質問に僕は
「僕は僕でありたい」と答えている。
世界中みんなが自分であるということは正解がないということ正解のない世界で生きていく僕達は
好きなことをやる勇気が必要だ自分の勘を大切に
自分に正直に
自分が好きなことをやる勇気— bao (@bao829) 2015, 6月 9
プロフィールだけで満腹なのに、一切の誇張無しでツイートの最初から最後までこんな感じだから驚きです。
bao君の学習方針
僕は9月から小学校へは通学せず、自宅学習という方法で生活しています。
創造性を生かす教育システムを創りたい。キーワードは
「オープンエンド」
「通信教育」
「好きな人から学ぶ」— bao (@bao829) 2014, 9月 26
分った!僕の考えていた小学生時代の教育システムなんて必要ないじゃないか!
僕が教育システムを創りたいと言っていたのは、ただなんとなく小学校に行っていないっていう恐れからの考えだったんだ!— bao (@bao829) 2014, 9月 27
今朝、僕の恐れに気づいたので「教育システムを創る」はいらなくなった。
親と話した結果分かった事。
僕は「オープンエンド型学習」を、ゲームや動画でやっているらしい。— bao (@bao829) 2014, 9月 28
自宅学習やらオープンエンドやら言ってますけど、結局ただのサボりなんですよねぇ。家で何やってるかと思えばゲームや動画・・・遊んでるだけじゃないですか。なお、bao君曰く「学ぶも遊ぶも仕事も一緒」だそうです。
今日、久しぶりに学校に行った。
校長先生にいろいろ質問されたんだけど、質問の意味が分からなかった。
「毎日何を勉強してるの?」
「将来どんな職業につきたいの?」
勉強ってなんだろう。
学ぶと、遊ぶは違うのか・・・
学ぶも遊ぶも仕事も一緒だと思うんだ。— bao (@bao829) 2014, 12月 16
bao君の勉強材料
前に行った勉強会で神田昌典さんが「ゲーム脳が新しい知性」だと言う様な事を話されていた。
いろいろ調べるけど分からないので、神田昌典さんに会いにいって聞くか、日本の脳科学者の茂木健一郎さんに聞いてみたい。— bao (@bao829) 2014, 9月 28
“@kenichiromogi: 朝カルに、天才ちびっこ、きた! pic.twitter.com/BIKLvbRgpc”
茂木健一郎さんの勉強会面白い!
脳についてもっと知りたいです!— bao (@bao829) 2014, 10月 17
僕は今ホリエモンサロンに入っていて、行動する事とか、リーダーとは!という事を毎日学んでいます。
そのホリエモンサロン内で生まれたプロジェクト12/7(日)AHEADカンファレンスという講演会イベントのAHEADアンバサダーになりました!つづく
— bao (@bao829) 2014, 10月 27
茂木さんと、ムツゴロウさんの対談を聞きに行ってきた!
すごく面白かった!
ムツゴロウさんチーターを懐かせたらしい!
僕もムツゴロウさんの膝に乗せてもらって嬉しかった!!
写真撮ってくれた人!
僕に写真下さいーーー!
お願いします!— bao (@bao829) 2014, 11月 12
12月7日AHEADカンファレンス楽しみ!!! pic.twitter.com/weEavUaRCb
— bao (@bao829) 2014, 12月 5
ずっと会いたいって思っていた、山川鉱矢さんと亜希子さんにやっと会えました!!
話を聞いて頭の中がスッキリ整理された感じ
ありのままの自分が素敵!そんな証拠がどんどん集まっている感じで、どんどんハッピーが積もっていく!
楽しかった!!! pic.twitter.com/jcrZFgUMQl— bao (@bao829) 2014, 12月 13
今日の「僕学校」!!
夜は茂木さんの授業でした!
僕の頭が活火山のように活動したー!!今日も楽しかったー!!!! pic.twitter.com/OuM0tNvPhi
— bao (@bao829) 2014, 12月 19
おもしろいー!!
これは一気に読んでしまうパターンのやつや!!!!! pic.twitter.com/FuAYdOKsuE— bao (@bao829) 2015, 6月 6
今から読む!!! pic.twitter.com/CwfkyqaYtG
— bao (@bao829) 2015, 6月 15
この本面白い! pic.twitter.com/XoATaQRpVV
— bao (@bao829) 2015, 6月 18
届いたーー!!! pic.twitter.com/PyTWRYNigB
— bao (@bao829) 2015, 11月 19
今、読んでる本!
この本ザワザワして休憩挟まないとヤバい!
普通にヤバい!!
続き読みたいけどザワザワーーー pic.twitter.com/yMAx0euDRp— bao (@bao829) 2015, 12月 14
ゲームで遊んだり動画を見たりして遊ぶ学ぶ他に、読書をしたり、いろいろな著名人と会うなどして学習を行っているようです。
しかしながら、その感想は「面白い!」「ヤバい!」「どんどんハッピーが積もっていく」といった抽象的なものばかりで、何一つ具体的な感想が出てこない点が興味深いです。
ところで、なんでこの手の人間は茂木某とか堀江某とか、そのあたりの人物とくっつきたがるんですかね?
彼の背後にママの影
しかしですね、bao君が本心からこのような発言をしていると私には思えないんですよね。私もそこまでピュアじゃない。周辺を注意深く観察すると、bao君の背後にママの影が浮かび上がってきます。
bao君のFacebookページを覗いてみますと、面白ネタだらけのTwitterとは違った光景が。
Nakashima Bao Official site
自ら「著名人」と名乗っているのが気に入らないのですが、イベントのお知らせが並んでいますね。どんなイベントかなぁと見てみると・・・
中島芭旺&母,弥生 親子対談 開催決定!!!
日時:2016年1月24日(日曜日)
14:00〜16:00
参加費:6歳以上一律 7,000円
はい、baoママ登場です。
bao君を理解するためには、baoママを理解することが不可欠。baoママについてはFacebookやブログの他、よくわからないオフィシャルサイトのようなものまで存在するので、その人物像を知るための材料には困りません。
岩切 弥生 – Facebook
yayoi – アメブロ
Yayoi – jouetboite.com
特に注目すべきなのはアメブロ。記事を見ていると分かりますが、bao君とbaoママ、考え方が全く同じなんですね。そりゃあ、子育てというものは親の考えが色濃く反映されるものでしょうから、仕方ないとは思いますけど。
ただ、このことに先ほど紹介したような有料イベントがくっつくと、話は途端に気持ち悪くなるわけです。
「私はこういう子育てをしてます」「ウチの子はこんな子です」程度の話なら、「ふーん、そんな人が居るんだ」くらいの感想で終わるんですが、bao君を前面に押し出して「親子対談7,000円」などと各種有料イベントを開催している光景を見せられると、どうしても素直には受け入れられなくなります。
結局は子どもをダシにした悪趣味なビジネスとしか思えないんですよねぇ。
素直には笑えないんだけれども
中身が伴わない意識が高すぎる発言に笑わされたと思えば、悲しく哀れな傀儡という側面に戦慄させられる・・・。光あるところに影があるということを改めて実感させてくれる貴重な事例ではないでしょうか。
今後も、bao君(baoママ)が情報発信を続ける限りウォッチを続けていく予定です。何か面白い動きあり次第お伝えしようと思っておりますのでよろしくお願いします。
余談:bao君の金言を紹介
「不登校」という単語をネガティブな言葉にしているのはその人自身
僕は「不登校」と書いて可能性と読んでいる。— bao (@bao829) 2014, 12月 12
bao君のことを考えると、面白いというか悲しいというか虚しいというか・・・。たかが50字程度で、これほどまでに多くの感情を呼び起こさせる名言が過去にあったでしょうか。まさに金言。
また、「不登校」の部分を言い換えることで様々な自己正当化に使える汎用性の高さも注目に値します。様々なシーンで活用できると思いますので、みなさんも是非使ってみてください。