- 謝辞
- そもそも筋肉とは何ぞや
- 骨格筋の種類と性質
- 魚から学ぼう
- イメージの力が現実になる
- 筋トレのやり方について
- 無酸素運動、有酸素運動
- 筋トレに年齢は関係ない?
- 筋トレの副次効果7選
- 筋肉がダイエットに与える影響
- ダイエットは1日にしてならず
- 絶食はリバウンドに繋がる
- 実は太るのも難しいんですけどね
- 脂肪が疎まれる現状は間違っている?
- 脂肪は筋肉になるは正しい?
- タンパク質をとって筋肉を作ろう
- 草食動物はなんで野菜でマッチョなの?
- ベジタリアンになれば痩せる?
- 筋トレもダイエットも真面目にコツコツが1番
- まとめ
謝辞
先日「さあ、未来のために筋トレしよう。脳トレより筋トレです」という記事を書いたところ、読者さんに紹介していただけるなど反響がありました。
元記事はこちらから確認できますので、お先にご覧いただくことをオススメします。
ご紹介いただいた記事はこちらです。
徐々にではありますが、みてくださる方が増えているのは非常に嬉しく思います。やったぜ。
で、紹介してくださった、かなさんの記事の中であった感想が以下の通りです。
これを読んで、筋トレ…!と思ったのでした。
歩けばいいのかな…。
しまった!確かに、どのような行動をすればよいのかもう少し掘り下げてもよかったと思った次第でして、割と本気で筋肉について書きました。
筋トレを行う前に、筋肉とは、筋トレの効能とは、なぜ筋トレが続かないのかなど、もっと根本の部分について説明しています。
筋肉自体のことを知ると結構面白いんですよね。筋肉にも色んな種類がありますし、きっとタメになる知識です。
なるべく従来の筋トレ、ダイエット記事とは違う雑学的ネタも取り入れる様にしているので、楽しく読める様に配慮したつもりです。
レッツ筋トレ、ダイエット!
そもそも筋肉とは何ぞや
筋肉は肉体になくてはならないものです。筋肉を構成する約80%はタンパク質でできています。筋肉がなければ人は動くことはできませんし、身体を外敵から守ることもできません。
内臓を外部から守る鎧となったり、身体を動かすための駆動力として活躍します。
他にも筋肉は自分の魅力をPRする際にも用いられますね。場合によっては威嚇の役割もありますし、筋肉万歳。
で、ですね。筋肉の役割はいくつかあって、役割によって種類が変わってきます。人間を構成する上で存在する筋肉は主に以下の3つ。
平滑筋
内臓を構成する筋肉のことです。自分が意識して動かすことはできないです。
心筋
心臓にだけある筋肉。心筋のおかげで人間は血液を全身に送ることが可能です。生まれてから死ぬまでずっと動き続けてくれる超スゴイやつ。心臓は拍動しますが、動いて休んでを繰り返しているから心筋は動き続けることが可能。いやー。スゴイ。
骨格筋
日常会話で使う筋肉は骨格筋を指します。骨格筋は骨と骨をまたいで繋がっています。正確には筋肉というより腱でつながっているんだけど、細かすぎることは割愛。
骨格筋を動かすことによって人間の身体が動きます。
(一口に筋肉といっても様々な種類がある)
筋肉の種類を図でみるとこんな感じ一口に筋肉といっても色々ありますね。
重要なのは平滑筋、心筋、骨格筋の中で自分の意思で動かせるのは骨格筋だけということ。だから人間が筋トレして鍛えることになるのは骨格筋ですし、骨格筋についての理解を深めておくことが大切なんですね。
平滑筋、心筋を鍛えたいんです!って方はいるかもしれませんが、鍛えるようなものでもないので、骨格筋について注目していきます。
骨格筋の種類と性質
骨格筋の中でも更に種類がわかれます。大きくわけると以下の2つです。
筋肉に必要な要素は持久力、瞬発力なのですが、それぞれの筋肉によって得意分野が変わります。
白筋
その名の通り白い筋肉。100m走や、バーベル上げなど大きな力を発揮する時に活躍するのは白筋です。瞬間的に大きな力を出すことが可能な分、持久力はないです。すぐに疲れちゃいます。
赤筋
その名の通り赤い筋肉。フルマラソンやロードレースなど持久力を必要とする競技、動作の最中に活躍します。瞬発力はないけど、一定の出力を出しつづけることが可能です。
筋トレ好きの人にとっては重要な話ですね。自分がどちらの筋肉を鍛えたいかによって行うトレーニング方法は変わってきますからね。
トレーニングの話には後で触れるとして、それぞれの筋肉を鍛えたときにどのようになるのか。まずは参考画像をみてみましょう。
(同じ陸上選手でも運動方法により身体の発達の仕方はまったく違う)
陸上界のスター。ウサインボルト氏と高橋尚子氏を見比べてみましょう。身体を見ると、その差が一目瞭然ですね。同じ走ることを目的とした競技にもかかわらず、2人の身体のつくりはまったく違いますよね。
ウサインボルト氏は瞬発力の高い白筋の割合が多いため、筋骨隆々の身体となっています。
反対に高橋尚子氏は赤筋の割合が多いため、ひきしまった細い体型になっています。
なぜこんなにも違いがでるのかというと、白筋と赤筋は筋線維という束がかさなってできるのですが、白筋の金銭い太くて大きいのに対して、赤筋は細くて小さいからです。
鍛え方によって白筋、赤筋の割合は変わります。何かの本で読みましたがウサインボルト氏の白筋割合は90%近いとか。人類最速の男は違いますね。
高橋尚子氏は逆に赤筋の割合が90%なんでしょうね。同じ筋トレでも目的や、方法が違えば身体のつくりもまったく違ってくるんですね。
魚から学ぼう
魚を考えると更にわかりやすいかもしれません。白身魚、赤身魚がいますが、その色の違いも同じことなんですよね。
マグロはずっと泳ぎ続けていないといけないので持久力が求められます。なので、切り身にした時には全身赤身ですね。
逆にタイやフグの白身魚はいつも岩礁や海底、砂地などに身をひそめて生活しています。獲物を捕る時や逃げるときに泳ぐ魚が多いので、赤筋の必要性がないです。なので身が白く見えます。
(筋肉の種類が違えば色も違う)
んー。参考画像としてわかりやすいものを選んだのですが、見ていたらお腹へってきますね。。
まぁ、一目瞭然ですよね。画像のように生物は役割によって身体の筋肉の割合が変化します。面白いですねー。
イメージの力が現実になる
どのような身体になりたいかをイメージしておくことは大切です。筋肉モリモリッチョマンの変態(コマンドーネタ)になりたいのか細く引き締まった身体になりたいのか。
それによってトレーニング方法も変わってきますからね。あとはイメージすることによって結果も変わってきます。
理想的なカラダを手にいれるためには、日々の筋トレは必須。
しかし、「筋トレのことを考えていること自体が筋トレになる」といった驚きの研究結果が発表された。
米・オハイオ大学のブライアン・クラーク博士の研究によると、「運動のことを考えて座っているだけで、筋肉が鍛えられる」という『脳内エクササイズ』が実験で明らかとなった。
「筋トレは考えるだけで筋トレになる」驚きの研究結果 | GENXY
な、なんだってー!て感じですが、イメージしているだけで筋肉は使われるんですね。筋肉が動くのは脳からの指令によるものなので、イメージしている時にも脳からの指令がでているのでしょう。
脳と筋肉の関係性を考えれば、イメージによって筋肉が強くなるのは不思議でもないですね。
でなわけで、イメージって大事です。オススメなのは理想とする人間の画像をみてからトレーニングする。あるいは見ながら筋トレすることです。
モチベーションもあがるし、効率もあがるしで一石二鳥ですねー。
(なりたい自分をイメージして筋トレに臨もう)
僕は一時期はこの筋肉画像をみてトレーニングしていました。「筋肉 画像」で検索すると良い参考画像がみつかりますね。
女性の方は理想とするモデルさんの画像を見てトレーニングするのがいいのではないでしょうか。
想像は現実になる!ってやつですね。
筋トレのやり方について
筋トレのやり方についてははてなブログで人気記事となっていた方が詳しく解説されていたので、こちらが参考になるかと思います。
筋トレについては回数などについて補足しておこうかな。
筋トレを行う上で目的とするのは
・最大筋力のアップ
・パワー肥大
・筋肥大
・筋持久力工場
負荷、回数、セット数が重要になるんだけど負荷が重くて回数が少なくしかできないものほど最大筋力が上がるんだぜ!って話です。
最大筋力のアップとパワー肥大は同じようですが違います。この違いがややこしいんですよねぇ。
物理的な解釈では筋力とパワーは全く別物で、当然、スポーツをする人、競技としてスポーツをする人や記録向上を目指す人はこれを正確に理解すべきです。
自分自身やライバルの能力を正確に評価し、トレーニング指針を検討するにあたって重要な知識となるからです。
筋力とパワーはどちらも筋肉が外部に発揮する物理的な量を示すものです。
しかし、決定的な違いは、筋力が単純な力を指すのに対し、パワーは力に動作スピードが掛け合わされた値を指していることです。
筋力とパワーの違い(筋力が単純な力を指すのに対し、パワーは力に動作スピードが掛け合わされた値) Nakajima整骨院|横浜でインディバによる野球肘,肩,腰,サッカー膝,足の最先端治療が桜木町で評判
パワーはスピードの要素が加わってきます。筋肉が収縮することは僕たちは感覚でわかっていますが、収縮するスピードを早くするのがパワー肥大になります。
例えばトラックを押す時に最大筋力は発揮されますが、スピードの要素はまったくないですよね。
砲丸投げをする時には筋力だけでなく、スピードの要素も重要になります。なので、目的に合わせてトレーニング方法も選択していく必要があります。
まぁ大体の方は筋肉を大きくみせることを目的としていると思いますので、筋肥大トレーニングをオススメします。限界よりも少し弱いくらいで3~6セットできる方法が良いですね。
限界については特別な機械をつかって計測するわけでもないので僕たちの感覚で判断することになりますね。
ダイエット目的の方は筋持久力を上げるための回数、セット数を意識すると良いですね。
無酸素運動、有酸素運動
筋肉に種類があるように、運動にも種類があります。このあたりも知っておくと筋トレのことがよりわかって面白いと思います。運動の種類は主に以下の2つです。
無酸素運動
白筋を使う100m走や、バーベル上げの運動のことをいいます。瞬発力のある運動を行う時には体内に貯蔵されているエネルギー源を使用します。そのエネルギー源は少量しかないのですぐになくなります。そのため持続的な運動はできません。
有酸素運動
酸素を体に取り込むことで運動中にエネルギーを生産する方法が有酸素運動といいます。マラソンの時など呼吸をすることにより体内に酸素を取り込みエネルギーを作りだしています。
脂肪を燃焼させるには、有酸素運動が向いていますね。ダイエット中にランニングなどの有酸素運動を行うのは有酸素運動が脂肪を分解しているからです。
筋トレに年齢は関係ない?
筋トレなんて今の自分の年齢では無理だ、なんて思っていませんか?筋トレは何歳からでも可能です。
思い立ったが吉日。今が常に最速ってことで今日からでもできます。簡単なもので良いのでやってみましょう。
特にこれからの時代は継続して運動することが重要になります。高齢者の方でも筋トレはオススメです。
肉体のピークは25歳であり、そこからは衰えていくとされますが筋肉の維持を行うことは可能です。
また、文献によっては70~80歳の高齢者でも筋量が増えたとされる報告はされています。何歳になろうとも、筋トレは効果あるんですね。
そう。何歳であろうとも筋トレは行えば効果があるんです。いやー。素晴らしい。
筋トレの副次効果7選
この記事をよんで筋トレをしたいって方を増やすために、筋トレの副次効果についても触れていきます。筋トレって素晴らしい!
自信がつく
筋トレをして筋肉をつけるとわかりますが自分に自信がつくようになります。脂肪によってたるんだ身体をみるよりも筋肉によって鍛えられた肉体の方が自信がつきますよね。弱気な性格を脱却したいって方は特に筋トレをオススメします。
薄手のTシャツ一枚でかっこよくみえる
夏場に薄手のかっこをすると特に体型の良し悪しがはっきりでますよね。たるんだ二の腕や、お腹がはっきり見えてしまいます。筋肉があればTシャツ一枚でもカッコよくみえます。Tシャツ1枚でかっこよく見える外国人に憧れて筋トレをはじめた人も多いでしょう。
スーツがカッコよく着こなせる
胸と肩の大胸筋、三角筋を鍛えることにより胸板が厚くなり、肩まわりがかっしりしますのでスーツがカッコよく着こなせます。サラリーマンであれば体型が良い人間の方が発言力があるように感じることがあるはずです。
僕の場合はスーツをカッコよく着るために筋トレやっていますね。
ストレス解消になる
ストレス解消に対しても筋トレはオススメです。身体を動かすことによって気持ちがリフレッシュできます。嫌なことや、悩みごとがある時に筋トレをすると落ち着いた気分になれます。
継続の大切さを学ぶ
筋トレは継続が大切です。これは筋トレをやったことがあるならわかると思います。筋肉は継続してトレーニングを続けないといけないので、必然的に継続の大切さを学ぶようになります。なので、筋トレやっている人って、結構まじめな方多い気がします。
痩せやすい身体になる
「太りにくい体質なんですよね。」っていう方いますが、太らないのではなく、太りにくい身体になっている人はいますね。筋トレすることにより、筋肉が増え代謝機能があがれば、自然と太りにくい身体が作られていきます。
筋トレする上で他にも副次的な効果ってあると思います。異性にもてやすくなるとか、背筋を鍛えることによって猫背が改善したとか。
7選としましたが、まだまだメリットはありますよー。
(筋トレにはいろんなメリットがある。さぁ未来のために筋トレしよう)
筋肉がダイエットに与える影響
筋トレする人はダイエットに感心のある方も多いので触れておきましょう。先ほど紹介したhttp://いきなりだが効率的な筋トレとダイエットについて語るにも書いてありますので、少し違った視点で書こうかなと。
ダイエットで大事なのは「食事」「運動」の2点になります。食事は女性の方がとくに気にされますがカロリーに気を付けるということですね。
僕たちが1日に消費するカロリーは大体決まっています。運動している時と、運動していない時で消費するカロリーは大体以下の通りです。
男性:2500kcal(活動時)、1800kcal(安静時)
女性:2000kcal(活動時)、1200kcal(安静時)
この数値は文献によっても数値が結構かわるのであくまでも目安で考えてください。とりあえず消費するカロリー分をとっておけば問題ないわけですね。
消費カロリー>摂取カロリー
の図式をとっておけば太ることはないわけですが、ただ問題なのはおいしいものは総じてカロリーが高いってことです。
食に幸福を感じる僕たちはおいしいものをついつい食べてしまうわけで、摂取カロリーを低く抑えることはなかなか難しいのですよね。
特に現代においては、あまりにも簡単に高カロリーのものが手に入るので生活習慣病なるものが出てきていますからね。
僕自身は食べるものに関してはあまり気をつかっていません。食べる時に毎回カロリーを気にしながら食べるのは面倒ですからね。食べるものは好きにたべます。
ボクサーや力士といったアスリート、スポーツ選手なら非常にシビアになる必要があるのでしょうが、普通に生活する上で食事のたびに神経質に考えたくはないですよね。
で、どうするかなのですが、それは摂取カロリーを減らすのではなく、消費カロリーの量を増やすことを考えるのです。
具体的には筋肉をつけることによりエネルギーの消費を増やします。筋肉は人体のなかでも最もエネルギーを消費します。
●人間の部位別、体熱産生の割合(安静時)
骨格筋 20%
肝臓 20%
脳 18%
心臓 11%
腎臓 7%
皮膚 5%
その他 19%安静時の体熱産生は20%(心臓の筋肉とあわせると31%)もあるのです。
中等度の動作による運動をすると、80%近くまで、骨格筋から体熱の産生が成されます。
筋肉を増やすとやせやすくなる : リラクゼーション整体 ツボゲッチューりらく屋
この数値をみると結構肝臓の凄さに目が行きますが、骨格筋に着目していきますよー。
引用にあるように筋肉が熱生産の大部分を占めています。熱を生産するにはエネルギーが必要ですが、筋肉は熱生産するエネルギーを脂肪を分解することにより得ているのです。
基礎代謝の20~30%は筋肉の消費によって行われるんで
1800×0.3=540
となり、これだけのカロリーを消費してくれます。やったぜ!
筋肉を増やせば、もちろんその分基礎代謝も増やすことができますので、自然と太りにくい体を作ることができます。
筋肉を作るのはダイエットを行う上でも重要なんですね。
ダイエットを行う上でオススメの運動方法
ダイエットを行う上でオススメなのは無酸素運動と有酸素運動を組み合わせる方法です。
無酸素運動を行うと身体の大きな筋肉を使用することになりますので、身体全体が熱を帯びやすくなります。熱を帯びるということは、それだけ身体の筋肉のエネルギー消費が大きくなる状態ということですね。
ランニングなどの有酸素運動を行うと30分くらいしてからでないと体があたたまりませんが、最初に無酸素運動を行うことで15分ほどで有酸素運動でも体のあたたまりを感じてきます。
ですので、最初に無酸素運動を行ったほうが効果的に脂肪燃焼までたどり着けます。
最初は腕足せ伏せ 20回×3
腹筋 30回×3
インターバルをおきながらで良いので上の運動を行ってから、ジョギング、マラソンをするといいですよ。少ない負荷だと思われるかもしれませんが、最初は徐々にで良いのです。
ダイエットを目的にする場合は特に、ジョギング、ランニングは有効ですね。というのも身体の筋肉のうち70%程は下半身に存在するからです。
人間は二足歩行の生き物なんで体重を支えるために、移動するために下半身がしっかり支えられていないといけないですからね。下半身に筋肉が集中します。
なので下半身を使用するランニング、ジョギングは痩せるための運動としてうってつけです。1日30分で良いのでやってみることをオススメします。
ジムにいって周りの人間から触発されながらするのも良いですし、家のなかで軽く筋トレした後に、外にジョギング、ランニングに行くのも良いですよ。
人目を気にしてしまうって方は夜間や早朝に外に出るのも良いでしょう。僕は仕事終わって朝の2,3時頃に走ったりしています。あんま体によくなさそうですが。。
ただ、外に出てジョギング、ランニングするのはストレスの解消にもうってつけなんで、ぜひオススメします。ジムのランニングマシーンも楽しいですが、僕は外で走る派です。
ダイエットは1日にしてならず
さてさて、ダイエットについてですが、すぐに痩せようと思うのは結構難しいです。なかなか厳しい情報になりますが、運動をしたからといってすぐに痩せるのは無理です。
世の女性、男性を悩ませるきっかけとなる脂肪ですが1gあたり7kal(あるいは9kcal)あると言われています。
ということは1kgあたりのエネルギー量は7000~9000kcalということです。基礎代謝が1500ckalだとすると、何も摂取しない状態でいたとしても5日たたないと痩せないことになってしまいます。いやー。きついですね。
フルマラソンをした時の消費エネルギーは2500kcalと言われています。成人男性の1日分の運動時代謝にあたるので凄くエネルギーを使うのですが、それでも脂肪1kgのエネルギーに対しては全然足りませんよね。
運動中にもエネルギーを摂取すると。。そうなんです。すぐに痩せるのは難しいのです。
筋トレと同じく、ダイエットもコツコツやっていくことになるんですよね。
(真面目にコツコツが1番の近道!)
1日に1kg痩せたと錯覚するのはなぜ?
食べなければ1日で1kg痩せたという方もなかにはいますが、それは脂肪が関わっているではなく、ほとんどの場合は水分の問題になります。
人間の身体の60%は水分であり、毎日2Lの水を僕たちは摂取しています。急激に痩せようとする人は絶食する場合が多く食事も水もろくにとりません。
僕たちは尿によって1L以上の水を出しますし、肺からも水蒸気という形で水分を放出します。
なので摂取量と同じく、2Lは体外に水を排出するのです。つまり、水を飲まなければ自動的に2Kgは痩せるわけです。
また、食事をとらなければ質量保存の法則にしたがって体重がその分増えることもないので1日、2日で痩せたと錯覚します。
痩せたというか体重が一時的に落ちただけなんで、食事を開始すればまた元通りになります。いやー、うまくいかなもんですね。
食べなければ痩せるといいますが、その理由が脂肪が減少したからなのか、水分、食事分の質量がなくなったからなのかは見極めないといけませんね。
絶食はリバウンドに繋がる
絶食が良くない理由としては、リバウンドしやすい身体になってしまうからです。太りにくい体は筋肉の保有率の高い身体です。
絶食した場合には脂肪ではなく、エネルギー消費率の高い筋肉が厄介者になります。大事なエネルギー源を凄い勢いで食べていくわけですから、絶食した場合にはヒーローから一転ワルモノになります。
絶食した時においては筋肉は分解されエネルギーに変えられてしまいます。
筋肉は質量が脂肪よりも高いので、分解されればその分体重も落ちるので痩せると錯覚しますし、恐ろしいことになります。
何が恐ろしいって、その状態で食事をとると筋肉が減った分、痩せにくい身体になってしまっているんですよ。
筋肉がなくなりエネルギーを消費する役目をもったヒーローはもういないので、食べた分だけ太っていきます。
絶食して一時的に痩せた人間がリバウンドして太るのは、このような理由があります。よくないですよ絶食。修行僧じゃないんですから、ちゃんと食べるものは食べましょう。
実は太るのも難しいんですけどね
人によっては耳が痛いかもしれませんが、実は太るのも難しいんですけどね。脂肪1kgが7000~9000kcalってことは、逆にいえばそれだけのカロリーを摂取しないといけないんです。
日本人が好んでたべるおにぎりのカロリーは1個あたり約180なんでだいたい38~50個分の食べないといけません。
1日の消費カロリーを摂取カロリーが常に上回ってないと脂肪はつかないのです。なので実は太るってのも大変なわけで、太ることができるってのも実は幸せなことなのかもしれませんねぇ。
脂肪が疎まれる現状は間違っている?
何かと疎まれやすい脂肪なのですが、本来脂肪は人間にとって味方なんですよ。
脂肪は人間にとってのエネルギータンクとしての役割を持っています。タンパク質、糖はそれぞれ4kclなのですが脂肪は7~9kcalと倍以上のエネルギーを貯蔵できるんですよね。
エネルギーの貯蔵性能でいえば圧倒的に優れているのが脂肪なんですよ。昔の時代は飢餓に苦しむことが多かったです。
そのため、過剰に摂取したエネルギーは人体に蓄えておき、いざという時のためにエネルギーを供給する非常バッテリーとしての役割を持つために脂肪があるのです。
山に遭難した時に、男性よりも女性の方が食うや食わずの状態で生き残る可能性が高いというのは有名な話ですが、これは女性の方が脂肪が多く蓄えられておりエネルギーの持ちが良いからです。
カロリーの高いものを簡単に摂取できる状態で脂肪は悪者扱いされましたが、本来は人間にとってありがたい存在だったりします。
脂肪ってきくと悪いイメージが先行しますが、時代に翻弄された、かわいそうなやつなんです。
脂肪は筋肉になるは正しい?
筋トレやダイエットの話題になると、よく「脂肪は筋肉に変わるから最初は太ったほうが良い」と言われますが、これは間違いです。
厳密には正しくないって言い方の方が適当かもしれません。脂肪は脂肪組織でできており、筋肉は筋組織できています。
素材が違うのですから、脂肪が筋肉に変わるってことはムリです。
ポリエチレン素材を使ってカシミアのマフラーを編んでくれってくらいムリです。
筋トレを続けるうちに、脂肪のエネルギーが分解されて消費されますよね。その過程で筋肉が増えて脂肪が減るので、そのように錯覚される方が多いのでしょう。
脂肪が筋肉に変わるってことはまずありえないので、まどわされないように。
タンパク質をとって筋肉を作ろう
筋肉はタンパク質から作られます。タンパク質という材料がなければ筋肉という家は立ちません(例えうまくないなぁ)。ですので、筋トレを行う上ではタンパク質の豊富な食品をとるといいでしょう。
(タンパク質が筋肉をつくる。)
これらの食品を食事に組み込むとよいでしょう。他にも鶏のササミなんかを好んで食べる方も多いですよ。
プロテインは筋トレを行う上で効果的な食品ですが、アスリート的に運動するわけでもなければ、逆に太るだけなんで自分の目指す身体の状態をプロテインを使用するかしないか考えてやっていきましょう。
草食動物はなんで野菜でマッチョなの?
食事でタンパク質をとるのが良いのですが、よくよく考えるとサバンナには草食べているだけなのにマッチョな動物は沢山いますよね。
キリン、ゴリラ、サイ、シマウマ
何故、草を食べているだけなのにマッチョなのか。それは腸内環境の違いです。草食動物は草を分解し、草に含まれるアミノ酸を効率的に摂取できるのです。
人間は肉を分解してアミノ酸を得ることが出来ますが、草からはできません。それは腸内にいる微生物が違うからです。
地球上で力持ちの動物といえばゾウですが、上位陣は大体草食動物です。彼等は草を食べるだけであの体を維持し、筋肉もつけることができるのです。ズルい!
(草たべてマッチョなんてズルい!)
ベジタリアンになれば痩せる?
ベジタリアンとダイエットも関係がありますね。ただ、普通に生活していた人がいきなりベジタリアンになるのはオススメしません。
以前に10年に渡り1日1杯の野菜ジュースで生きている人がテレビで放送されているのを見たことがあります。
1日1杯の野菜ジュースで生きていけるレベルになると腸内の環境が草食動物に近いつくりになっています。実際に調べたところ、腸内環境が草食動物のように変わっていたみたい。恐るべし。
まぁこれは特殊な例なんで普通の人が草食動物と同じ腸内環境を得て、筋肉モリモリマッチョマンの変態(コマンドーネタ)を目指すことはやめたほうがよいでしょう。
筋トレもダイエットも真面目にコツコツが1番
筋トレもダイエットも真面目にコツコツやるのが1番です。急激にやろうとした場合、一時的なものにしかならず、時間が経てば筋トレもダイエットも辞めてしまう場合が多いです。
最近は強制的にダイエットを行う機関に対して何十万円も支払う人が多くいます。実際に理想の体型を手に入れられたことは大変喜ばしいことなんだけど、問題点としては体型をいつまで維持できているのかってことなんだよね。
あまりにも厳しい条件のなかで筋トレやダイエットをやった人の後を追ってくと筋トレやダイエットを行う前の体型に戻ってしまっていることがある。
その理由が「あれだけ厳しいことをして、また痩せたいとは思わない。」となるのだから、何のために理想の体型を手に入れたのかわからないんですよ。
無理せずに自然体で継続できるのが1番です。
筋トレとダイエットの行為の中に楽しみを見つけよう
ダイエット器具が1番売れるのは年の始まりです。年の始まりにダイエットを決意して器具を購入したものの、結局使わずにホコリをかぶっている器具が日本中で毎年どれだけ量産されていることでしょうか。
筋トレもダイエットも継続が1番大事なんですよ。一時的にやっていくものではないので、あまり「絶対にやってやる!」って気を張らずに自然体でやるのが1番です。
僕は高校を卒業してからは、どこかの運動部に所属することはなかったですが自発的に運動は何年も続けています。
ただ、面倒な日はやりません。
あくまでも自然体に行い、体型を維持しています。
特にスタートをきったばかりの人は本当に少しずつで良いと思います。10分運動することを続ける所からでよいですよ。
続けているれば、その内に勝手に楽しくなってもっと運動していってしまうものです。
80歳を超えても筋トレしている人が「筋トレを続けるコツはムリをしないこと」テレビで言っていたのが凄く印象的で記憶に残っています。
アスリートでもないので、自分の可能な範囲で継続して筋トレ、ダイエットをできるようにできればよいと思います。
あとは楽しみを如何に見出すかですね。いつも同じ運動ばかりで飽きてきたら、走ったことのない場所を走るとか、筋トレの手法を変えるとか、色々試してみましょう。
(なにごとも楽しんでやろう。それが長続きのコツ)
筋トレ、ダイエットとブログは似ている
筋トレ、ダイエットとブログは似ています。継続して行っていれば、結果がでますし、飽きたと思って辞めてしまえばそこから前に進むことはありません。
筋トレは特に継続していれば必ず結果はついてきますからね。筋肉は裏切らないって誰かが言ってた気がしますが、その通りです。
あとはいずれも、その行為のなかに楽しみを見出すことが大切ですね。楽しくないと結局は長続きしませんので、自分なりに楽しめる方法を見つけましょう。
筋トレを行うことによって鍛えられた肉体を鏡に映して楽しむのもよいですし、ひさしぶりに会った友人に見間違えられることを楽しむのも良いでしょう。
とにかく継続して行えるように工夫しましょう。
まとめ
・筋肉には種類があり、筋トレは骨格筋を鍛えることを指す
・筋肉には白筋、赤筋がある。無酸素運動は白筋肉を有酸素運動は赤筋を鍛える
・筋トレは何歳になっても効果があらわれる
・筋トレには素晴らしい副次効果がある
・ダイエット目的の人は無酸素運動の後に有酸素運動
・下半身の筋肉が全身の70%を占める。筋肉が増えれば代謝があがり痩せやすくなる
・痩せやすい身体はなく、代謝がどれだけ良いかどうかだけ
・脂肪は悪者ではない。時代にほんろうされたかわいそうなやつ
・痩せるのは難しいが、太るのも難しい。太るのも日々の積み重ね
・絶食はリバウンドのもと
・絶食は水分、食事摂取をやめて一時的に体重が落ちただけ。痩せたわけではない
・草食動物は腸内環境によって草でマッチョになれる
・あんまり気をわずに楽しく続ける方法を見つけよう
12500字以上に渡る長文を読んでいただきありがとうございました!最後まで読めた時点で継続力があるはず!楽しく筋トレ、ダイエットしようぜ!
またね!