寒さを乗り切れ 猿にネギをプレゼント

2月20日 18時30分

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埼玉県長瀞町の動物園で飼育している猿に、寒い冬を元気に乗り切ってもらおうと、地域特産の「深谷ネギ」がプレゼントされました。

「深谷ネギ」が贈られたのは、長瀞町の標高４９７メートルの宝登山の山頂付近にある「宝登山小動物公園」です。
２０日はネギの産地として知られる深谷市から、収穫されたばかりの「深谷ネギ」およそ２０キロが動物園に届けられ、市の職員らが園長に手渡しました。
このあと飼育員たちは、ネギをバケツに分けて、飼育しているおよそ１００匹の猿たちに与えていきました。
猿は最初のうちは警戒した様子でネギに近づきませんでしたが、１匹が食べ始めると、次々に手を伸ばし、器用に皮をむいてほおばっていました。
市の職員などによりますと、厳しい寒さの中で育つこの時期の「深谷ネギ」は、甘みがあるうえ、ネギ自体に体を温める効果もあるということです。
見物していた男性は、「猿がネギを食べるのを見たのは初めてで、おいしそうにほおばる姿がほほえましいです」と話していました。