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【イスラム国(IS)】
「お菓子なんでもある」 理想郷ぶり宣伝の英語ガイド公開 「資本主義は死んだ」との主張も
お菓子は何でもあり、教育も受けられる-。過激派組織「イスラム国」(IS)が、欧州などの若者を勧誘するため、シリアとイラクの支配地域を「理想郷」のように宣伝する英語の“ガイドブック”を作り、インターネット上で公開していたことが20日までに分かった。
1月に公開された人質の殺害映像に登場した覆面姿の男と報じられている30代のインド系英国人が昨年5月に作成したとされる。男は戦闘員の勧誘や広告塔の役割を担っているとみられる。
ガイドは食べ物、気候、交通、技術、人、教育といった項目に分けて豊かな暮らしぶりを強調し「資本主義は死んだ」との主張も掲載している。
このほか、「最高の」カプチーノや果物ジュースを飲むことができ、肉料理や豆のコロッケもあると説明。日本でも販売されているチョコレート菓子の名前も挙げ「何でもある」と強調した。(共同)