人に代わって雪下ろし 秋田で実証実験
秋田県立大学の斎藤敬准教授が、人に代わって屋根の雪下ろしをする除雪ロボットを開発し19日、同県由利本荘市で保育園児らを招いて実証実験が行われた。
モーターや電池を組み込んだ本体と、雪を押しつけるブレード(板)を伸縮するアームでつないだ構造。3年後をめどに実用化し、将来は屋根に載せておけば、積雪を感知して自動的に雪を下ろすようなロボットに発展させたいという。
雪国の住民にとって、屋根の雪下ろしは危険を伴う重労働。実験では、ロボットが湿った重い雪の前に立ち往生する場面もあったが、関係者らは雪も解かしそうな熱い視線を送った。【松本紫帆】