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震災で人口半減の島 唯一の小学校で閉校式
2月20日 17時01分

東日本大震災で被災した宮城県東松島市の宮戸島では、この5年で人口が半減したことなどから、島に唯一あった小学校が閉校することになり、20日、児童や卒業生たちが母校に別れを告げました。
東松島市の宮戸島は、大震災の津波でおよそ8割の住宅が浸水などの被害を受け、およそ1000人いた島の人口がこの5年で半分ほどに減りました。
こうした状況を受け、島に唯一あった宮戸小学校が、ことし4月から橋でつながる東松島市内の小学校に統合されることになり、20日、閉校式が行われました。
式には、在校児童や卒業生などおよそ300人が参加し、はじめに佐々木啓悦校長が「142年続いた小学校の歴史が閉じるのは残念だが、宮戸小学校の教育の理念は児童たちによって語り継がれていくはずです」とあいさつしました。このあと、児童が太鼓の演奏を演奏したり、卒業生や保護者も加わって地元に伝わる宮戸音頭を踊ったりして、母校に別れを告げました。
最後の卒業生となる小学6年生の桜井諒太さんは、「学校が閉校するのはとてもさみしいですが、ここで経験したことを忘れず、中学校でも頑張りたいです」と話していました。

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