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キム第1書記「衛星」と正当化する姿勢強調
2月19日 17時03分

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)第1書記は、事実上の長距離弾道ミサイルの発射に携わった科学者らの表彰式で演説し、「宇宙開発事業と関連した対外活動を活発にし国際的な信頼を増進すべきだ」と述べて、発射を「人工衛星の打ち上げ」として正当化する主張を対外的に強く発信していく姿勢を強調しました。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」などは19日、事実上の長距離弾道ミサイルの発射に携わった科学者らに対して「人工衛星の打ち上げに寄与した」として、17日ピョンヤンで表彰式が行われたと伝えました。
表彰式では、キム・ジョンウン第1書記が演説し、「実用衛星をより多く、より速く、より痛快に打ち上げなければならない」と述べて、今後も発射を続けていく考えを示しました。そのうえで、「宇宙開発事業と関連した対外活動を活発にし、平和的な宇宙科学研究と衛星打ち上げ分野で国際的な信頼を増進させ協力を強化すべきだ」と述べて、発射を「人工衛星の打ち上げ」として正当化する主張を対外的に強く発信していく姿勢を強調しました。
北朝鮮を巡っては、アメリカのオバマ大統領が18日、制裁を強化する法律に署名したほか、日本や韓国も独自の制裁措置を決定するなど、国際的な圧力が強まっていて、北朝鮮としては、発射を「人工衛星の打ち上げ」と正当化しながら、圧力の強化に反発を続けていくとみられます。

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