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「アラバマ物語」米作家 ハーパー・リーさん死去
2月20日 5時25分

「アラバマ物語」米作家 ハーパー・リーさん死去
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世界的なベストセラー小説で、映画化もされた「アラバマ物語」で知られるアメリカの作家、ハーパー・リーさんが19日、アラバマ州で亡くなりました。89歳でした。
ハーパー・リーさんは1926年、アメリカ南部・アラバマ州で生まれ、地元の大学で法律を勉強したあとニューヨークに移って本格的な執筆活動を始めました。
1960年に発表した「アラバマ物語」は、人種差別意識が強いアラバマ州の町で白人女性を暴行したとされる黒人青年の裁判を担当した白人弁護士の苦悩を描いた作品で、アメリカで公民権運動が高まりを見せるなか、高い評価を受けました。出版社によりますと40か国語以上に翻訳され、世界で4000万部以上が発行される世界的なベストセラーとなりました。
「アラバマ物語」は1962年に映画化もされ、アカデミー賞では弁護士役を演じたグレゴリー・ペックさんが主演男優賞を受賞するなど3つの部門を獲得し、名作として知られています。
リーさんは「アラバマ物語」を発表したあと、ほとんど公の場には姿を現さず、新たな小説の発表もしませんでしたが、最近になって、リーさんが1950年代に「アラバマ物語」に先だって書いていた原稿が見つかり、去年出版されて大きな注目を集めました。
出版社や地元自治体によりますと、リーさんは19日朝、生まれ育ったアラバマ州モンロービルの介護施設で亡くなったということです。

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