毛利光輝
2016年2月20日09時19分
自転車用として販売されている雨具を着て走行中、雨具がチェーンにからまったり視界が遮られたりして事故につながるおそれがあるとして、国民生活センターは18日、注意を呼びかけた。
実証試験の結果、ポンチョタイプの雨具はかごや泥よけのないスポーツ自転車で走行中に裾が後輪に接触し、巻き込まれることが分かった。風にあおられると顔に覆いかぶさり、視界が遮られる危険性も確認された。
ズボンタイプの雨具では、ズボンの裾を締め付けるひもが垂れ下がってチェーンに巻き込まれた。雨具の収納袋を前かごに入れた場合、袋の口を締め付けるひもが前輪に絡まって転倒するおそれもあった。
国民生活センターが自転車の利用者にアンケートしたところ、「雨具がチェーンに絡まり転倒した」「フードが顔を覆い、前方が見えず側溝に落ちた」といった情報があったことから実証試験を行った。センターは「運転前に雨具が駆動部に接触していないかなど確認してほしい」と話している。(毛利光輝)
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朝日新聞社会部
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