ろうそくともし、幻想的に 栃木・日光
栃木県日光市を流れる大谷川の渓谷、憾満(かんまん)ガ淵と周辺の地蔵群を約3500個のろうそくで演出する「日光キャンドルページェント」が10日、同市匠町の含満(がんまん)街区公園周辺で始まった。大谷川のほとりに並ぶ赤いずきんをかぶった地蔵の足元には小さなろうそくがともされ、柔らかな明かりで表情を照らし出している。14日まで。
憾満ガ淵は男体山から吹き出た溶岩でできた景勝地。地蔵群は数えるたびに数が合わないとされ「化け地蔵」とも呼ばれる。
11回目の今年は日光温泉旅館協同組合によるキャンドルモニュメントもあり、会場入り口の広場を幻想的な明かりで彩っている。
点灯は午後5〜8時(14日は午後7時半まで)。12〜14日は午後6時から約10分間、花火が打ち上げられる。日光総合会館駐車場が午後5時から開放され、会場まで無料送迎バスを運行している。問い合わせは日光温泉旅館協同組合(電話0288・54・3126)。【花野井誠】