虐待:11歳16キロ女児事件初公判、父親は反省文提出せず

 「子どもがお腹をすかせ、生ごみを漁って食べようとすると、壁を向いて立つよう命じ、転倒したら足で踏みつけて、肋骨にひびが入るけがを負わせた」

 11歳の女児が2年余りにわたり、父親や同居中の女からの虐待に苦しめられた末に逃げ出し、体重が16キロにまで減った状態で保護された事件。この女児の父親らに対する初公判が27日、仁川地裁刑事14部で行われた。検事が起訴事実を述べると、父親A被告(32)と同居中のB被告(35)=女性=、その友人C被告(36)はうなだれた。B被告は時折涙ぐんだ。被告らは「起訴事実をすべて認めるか」という裁判長の質問に「認める」と答えた。また国民参与裁判(日本の裁判員裁判に相当)は希望しないという意思を示した。

 検察によると、B被告は初公判を前に1回、C被告は同じく4回、反省文を書いたという。だが、A被告は反省文を書かなかったとのことだ。来月12日に行われる第2回公判には女児が出廷し、虐待について証言する予定だ。なお、地裁は第2回公判を非公開で行うことを決めた。

仁川=崔在鎔(チェ・ジェヨン)記者
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