対北朝鮮制裁の草案に中国初反応=韓国外交当局者

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮による4回目の核実験を受け、国連安全保障理事会が準備を進めている新たな対北朝鮮制裁決議の草案に対し、中国側が最初の反応を示した。韓国外交部当局者が25日、明らかにした。

 同当局者によると、中国側の反応は18~19日ごろにコメント、電話、電子メールなどの形式で出された。最終的な立場を公式に通知したものではないという。中国は草案についての立場を検討中で、27日に予定されている米国のケリー国務長官の訪中後、立場をまとめるもようだ。

 同当局者は中国の反応により意見交換のプロセスが始まったところだとした上で、「とてもスピードが遅い」と伝えた。

 中国側は韓米が中心となって主張している強力で包括的な制裁に対し、異なる見解を示したことが分かっている。

 米国が中国に提示した草案について、同当局者は「韓米が共同で作ったと考えれば良い」とした上で、「われわれは安保理理事国ではないため米国の草案として中国側に提示された」と説明した。

 韓米は昨年、北朝鮮が朝鮮労働党創建70年を前に長距離ミサイルの発射や核実験実施の可能性を示唆した後、すぐに北朝鮮の挑発の可能性に備え安保理決議の大枠を準備したとされる。

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