【済州聯合ニュース】韓国南部・済州島の済州国際空港で滑走路閉鎖措置が25日夜まで延長され、同日朝にかけ2000人近くが空港の旅客ターミナルで夜を明かした。済州空港は23日午後から大雪や強風の影響で欠航が続いている。
週末を済州島で過ごし月曜日から出社予定だった会社員も多く、いつ出発できるか分からない状況にいらだちや疲れを見せている。雪の勢いは24日午後遅くから弱まり始めたが、滑走路の除雪作業は遅れ気味のようだ。
出発便を待つある乗客は「滑走路の閉鎖を延長すると聞いて信じられなかった。滑走路の除雪作業を進めているというが、滑走路に雪が積もり続ける理由が分からない」と不満をもらした。別の乗客は「幼い娘と旅客ターミナルで2晩を過ごした。(娘が)かわいそうで申し訳ない」と話した。
乗客らは早期の運航再開にのぞみをかける。
済州道をはじめ、国土交通部や韓国観光公社、道観光協会、赤十字社など関係機関・団体は空港で足止めされた人たちに毛布や敷物、飲み水などを提供した。
道は外国語通訳ができる職員らを空港に置いている。宿泊施設のほかに飲食店やサウナなど一時滞在できる場所を案内した。また、24台の貸し切りバスが市内へ無料運行しているが、空港周辺の宿泊施設はすでに満室状態で、遠くまで移動を余儀なくされた人もいた。