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手術で使用のガーゼが20年以上体内に 愛媛
1月23日 16時41分

愛媛県内の2つの病院で20年以上前に足の骨折で手術を受けた男性の体内に、手術で使われたガーゼが残されたままになっていたことが分かりました。病院によりますと、男性には右膝が曲げにくい症状がみられるということで、病院は男性に謝罪するとともにリハビリを続けています。
愛媛県の済生会今治病院と愛媛大学医学部附属病院によりますと、平成3年に、愛媛県内の当時10代後半の男性が右足の大たい骨を骨折して済生会今治病院で手術を受け、翌年には機能回復を図るため愛媛大学附属病院で手術を受けました。
男性はおととし10月に右足の同じところを再び骨折し、済生会今治病院で手術したところ、骨折した部位からガーゼ1枚が見つかったということです。ガーゼは平成3年か翌年の手術で使われたものとみられていますが、どちらの手術のものかは確認できないということです。ガーゼは脂肪などが付いて固まりとなり、周りの骨が圧迫されて変形したということで、2つの病院はこれが原因で男性が再び骨折したと考えられるとしています。男性には、右膝が曲げにくい症状がみられるということで、病院は男性に謝罪するとともにリハビリを続けています。
記者会見した済生会今治病院の松野剛病院長は、「ガーゼの枚数の確認にミスがあったと思われる。患者やご家族、関係者の方々に心よりおわびするとともに再発防止策を徹底したい」と話しています。

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