あなたは、自分のお子さんにスマホを使わせていますか?
子育てや仕事で忙しいと、子どもがうるさい場合などにスマホで遊ばせるママも多いですよね。また、今時はスマホを使いこなせる子も少なくないので、持っていないと、友達の話についていけないケースもあるかもしれません。
NHKエデュケーショナルが運営する「すくコム」が0歳~6歳の子どもの親、約1,600名に行った『“乳幼児とデジタルメディア”に関する意識調査』によると、スマホを子守の道具として低年齢時から気軽に使っている実態が明らかに!
スマホを使わせ始めた年齢は「1歳から」が最も多く37.1%。子どもの年齢別スマホ使用率では、なんと1歳児の72%がスマホを使ったことがあるという結果になりました。
でも、ちょっと気を付けて下さい! スマホが子どもに与える影響は、思っている以上に深刻です。そこで今回は、『WooRis』の過去記事をもとに、“スマホが子どもに与える悪影響”についてお伝えします。
■1:乳幼児に与える悪影響
まずは、乳幼児のケースから見ていきましょう。過去記事「“アプリ”に頼るのは危険!? スマホが子どもの発達に与える影響」では、主に3つの危険性についてお伝えしています。
(1)刺激
幼児期は、五感を育んでいく時期。でも、電子メディアの刺激はとても強いので、その影響を直接的にうけやすいのです。結果、視覚と聴覚のみに偏ってしまい、“実際のものに触れながら”自分で考える力が育まれにくくなってしまう可能性が……。
(2)言葉の発達の遅れ
言語能力は、双方向の対話を重ねながら発達してゆくもの。アプリ等から一方的に情報を発せられる時間が長くなる程、人とのやりとりを重ねる機会が奪われるので、言葉の発達が遅れる原因に繋がります。
(3)視力低下
大人でも、ずっと手元でスマホを見ていると、疲れますよね? 子どもなら、尚のこと。同じ距離で長時間見ることになるため、目の筋肉は固定された状態が続き、視力低下の原因になってしまいます。
■2:子どもに与える悪影響
では、もう少し上の子ども達の場合は? 過去記事「わが子がダメ人間に!? 心身共に悪影響な“スマホ中毒”にする親のNG行動」でもお伝えしているように、はまってしまうと以下のような弊害が……。
(1)睡眠不足
夜寝る前にスマホを使っていませんか? スマホが発するライトは、睡眠不足の原因になるそうです。睡眠不足で思考力や生産性が落ちるだけでなく、ストレスや肥満、死亡率の上昇などとも関連性があるそうです。
(2)集中力ダウン
友達とのやり取りがスマホ中心になると厄介。例えば、メッセージやSNSなどが気になって、集中力が失われたり、授業にも集中できなくなるケースもあります。また、バーチャル関係に重きを置きすぎると、実際の人間関係が悪化し、心を病んでしまう場合も……。
■3:では安全に使うには?
本来は、スマホを使わせないのが無難。でも、そうは言っても小学生位になると、友達との関係性もあるので、“禁止”は難しいかもしれません。最後に、使わせる際に守らせるルールを過去記事「コレだけは守らせて!“子どもにスマホを持たせる”時の注意点4つ」を参考にご紹介します。
SNSに絡む犯罪も多い昨今。利用する際は、ユーザー名に実名を使わない、本人の写真を利用しない、インターネット上で見知らぬ人と知り合わないようにさせましょう。
また、“使用時間の制限”は非常に重要。特に注意したいのが夜。ベッドにスマートフォンを持ち込ませず、就寝時にはリビングに置かせるルールを作っておくとよいでしょう。
いかがでしたか?
「良くないのは知ってるけど、少し位なら」と気軽に考えている方も多いかもしれませんが、やはり、子どもの成長にとってマイナスが多いことを、改めて認識しておくべきです。
頭ごなしに”ダメ”ではなく、“何が良くないのか”子どもにも理解できるように、分かりやすく話してあげて、「だから、使う時はルールを決めよう」という流れが良いかもしれません。親が気を付けて、上手に使いこなしましょう。
(ライター 秦野理恵)
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