「天罰を受けるに違いない。この悪い××め!」
小学生の息子に暴力を振るい死なせ、遺体を傷付けて遺棄したチェ・ギョンウォン容疑者(34)が21日午後、警察の現場検証のため仁川市桂陽区の住宅街路地に入ると、住民十数人が大声で叫んだ。チェ容疑者に対して住民らは「あの××は死刑にすべきだ」「マスクを取って顔を見せろ」「あんなやつは刑務所で税金を使ってメシを食わせるのももったいない」と怒りをあらわにした。飲食店店主の女性(46)はチェ容疑者に卵を投げようとして警察に止められ、「なぜあんな××を守るんだ」と叫んだ。
チェ容疑者とその妻は現場検証で移動する際、「息子を殺したことを認めるか」「なぜ遺体を傷付けたのかしたのか」などの報道陣の質問に一言も答えなかった。2人とも警察が提供した野球帽・マスク・耳当てで顔のほとんどを覆ったままだった。市民が「自分の子どもを殺しておいて、寒いとでも言うのか」と声を荒らげると、一瞬身をすくめた。
警察はこの日、チェ容疑者が「憤怒衝動調節障害」だという犯罪行動分析(プロファイリング)結果を明らかにした。警察は裏付け捜査を経て、22日に2人を送検する予定だ。