年齢もはてなブロガーの中では若いほうな私だけれど、大学生からしたらオッサンなのでこのオッサンという定義にあたハマるでしょう。だから、ちょっと言及したくなって書いてみようと思いました。
メディアクリエイター否定派のおっさんたちに聞いてほしい話 - 半径3メートルの社会
別に私は「メディアクリエイター」という肩書き自体は否定派では無いんですよね。きっと、オッサン達は君たちが知らない、昔「ハイパーメディアクリエイター」となのって、実際たいした実績を残さなかった(むしろ、クソゲーを作ったり業界を荒らしまくた)女優、沢尻エリカの旦那のことを思い出すから、嫌悪感があるのと、
「時代は繰り返すんだなぁ。」
と感傷に浸っているのかもしれません。
ただ、まぁネーミングセンスはないよね。使い古されているものだから。それでも使いたいなら本人達の自由だと思う。それは他のオッサン達も思っているのではないでしょうか。
私は別の理由で「クリエイター」を名乗って欲しくない
私は「クリエイター」というものは作品を生み出すのが仕事だと思っています。しかし、この「メディアクリエイター」を名乗っている大学生、このまえオフ会を開いて「うぇーい!!」とやっていた学生達の中の一人はブログにこのようなことを書いています。
【君が稼げるということを証明しようと思う。】マネタイズ・ブログ相談やってます - 今日はこれを証明しようと思う。
ここで書かれている内容は、
ブログで集客して、
・教材販売
・セミナー
・コンサル
を行うというものでした。これはもう、世間でインターネット上の胡散臭い商売の3大要素を全部満たしているわけです。
だから私はこれを見て思いました。
「これってクリエイターの分野じゃないよね……。」
これはクリエイターではなく、コンサルティング屋やセミナー屋、情報商材販売業者の分野です。作品を生み出すことがクリエイターの仕事なのに、これはお金を生み出す”道具”を生み出しているに過ぎません。
あなたたちはただの拝金主義者です。
それに、ブログを「集客の道具」に使っているのだから、メディアをクリエイトしていないわけですよ。だから、オッサン達もこの、「メディアクリエイター」と名乗ることに違和感を感じるわけです。
でも、こうやって色々な方に言及してもらえている。炎上芸人な私の考えとしては、この作戦が狙ったものなのかどうかは分かりませんが、成功だと言えるでしょう。
こうやって、人生の先輩にアドバイスを貰えるということはとても幸せなことなのです。学生のうちはピンと来ない。むしろムカつくだけなのでアドバイスなんていらない。私もそういう人間でした。それは私だけではなく、誰もが若い時に通ってきた道だと思います。
起業についてのアドバイスの受け方
私はやる気のある学生は好きです。例えやり方がマズイなと思っても、色々な方がアドバイスをくれて道を修正してくれる。それがインターネットのいいところではありますから。
確かに、死んだ目をしたサラリーマンを見ていて夢が持てない。それは学生の頃、皆が感じていたことで、とくにライブドアが注目されていた頃の企業ブームではそれが顕著になっていました。
私は、失敗を恐れずに、若いうちだからこそ起業なども「やるやる詐欺」にならずに、挑戦して欲しいと思っています。ただ、若いからこそ勢いだけで起業する人間がいる。オッサンは年齢が行っている分、そうやって失敗してきた若者を沢山見てきたわけです。だからこそ、時にはアドバイスがネガティブなものになってしまうことがあるのです。
でも、私は人のアドバイスなんて参考にする程度でいいと思っています。昔、「マネーの虎」という凄腕経営者が起業を考えている人の考えに共感出来れば出資する、という番組がありました。辛口な評価ばかりしかしない凄腕経営者。その経営者が、
「その起業プランが絶対に成功しない。」
といった経営手法が成功し、アドバイスをしていたはずの凄腕経営者の会社のほうが傾いて倒産、ということも起きました。アドバイスなんていうものは人によって役に立つか立たないか、人それぞれ違うので、本当に参考程度に聞く程度でいいと思います。
ただ、
「この人の言うことだけは絶対に聞いておいたほうがいい。」
という、目標となる経営者を見つけて、そういう人の真似をしたりそういう人のアドバイスはしっかりと聞く、ということはしたほうがいいです。絶対に、自分よがりの考えだけで起業すると失敗する可能性がかなり大きくなるからです。
それは、学生でちょっとアフィリエイトで成功している、レベルの人間をアドバイスを受ける対象にすべきではない、と注意しておきましょう。だって、彼らはまだ若い故に失敗を知らない。経営は成功をすることよりも、失敗した時にどれだけ損失を抑えることが出来るか、という部分が大切になってきます。
アフィリエイトというもの自体が独りよがりなお金を稼ぐ手段です。それは私自身もアフィリエイトをやっていてある程度、収入があるので分かります。
将来的にアフィリエイトで生活していきたい、というのならば一人よがりでも多少は大丈夫ですが、アフィリエイトをするにしても、アフィリエイトの提携先と交渉して売れた時のパーセンテージを上げてもらうなど、営業的な面も必要になります。
あなたが、
・個人事業主になりたいのか
・起業したいのか
によって、やり方、アドバイスを受け方は変わってきます。
ただ、一つ言えることは、セミナーなどはやる気を出させて自分のセミナーのリピーターに繋げたり、新しい商材を売ったりする「営業の場所」だということを自覚しておきましょう。それが例え、とても楽しい場所で、心地よい場所であったとしても。それは新興宗教のように、気分を高揚させて信者を集める新興宗教のような手口なのですから。(開催しているのは学生なので、そういった自覚もないと思います。だからそういう子達を責めるきはありません。)
最後に
私も、死んだ目をした満員電車に毎日のって通勤しなければいけないサラリーマンになんか絶対になりたくない。と考えていた若者の一人です。というか今でも考えています。なので将来的には独立を考えています。
だから、いわばあなた達と私は同志なのです。だからこそ、道を踏み外して欲しくない。というよりあなたたちが今やっていることは私達オッサンが通ってきた道。そうやって失敗してきたことだからです。
失敗は少ないに越したことはありません。事前に防げるなら防いだほうがいいです。
別にメディアクリエイターを名乗ることは構いません。(ダサいネーミングだけど 笑)ただ、クリエイターを名乗るからには、情報商材やイベントを開いての信者集めなのではなく、ちゃんとクリエイトして、作品を作ってそこで勝負をして欲しいです。
それが本当の意味で「クリエイター」だからです。
あなた達にはオッサンよりも失敗をしてもやり直せる時間や未来があります。でも、時間は有限です。だからこそ時間の使い方を間違って欲しくないのです。私はオッサンですがまだまだインターネット業界では若造です。
これからのインターネットの未来を私達で作り上げていきましょう! 既存のやり方を崩して新しいやり方を成功させる。それは成功して始めて、
「私達のほうが正しかった。」
となるのです。そうでなければ、
「やっぱりその辺の勢いだけの若造だったか。」
と言われてしまうもの。悔しいですよね。
だから、私達オッサンを踏み台にして、新しいインターネット文化を作り上げ、自分達がやってきたことのほうが正しかった、時代のニーズにあっていたと証明してみて下さい。
私も負けませんよ(笑) かかってこい!
だいちゃん(∀)