ニュース
» 2016年01月20日 14時59分 UPDATE

「BIND 9」の修正版公開、広範囲に影響する脆弱性も

DNSサーバソフト「BIND 9」で2件の脆弱性報告があり、1件は広範囲に影響する深刻なものという。

[ITmedia]

 DNSサーバソフト「BIND 9」でサービス妨害(DoS)につながる2件の脆弱性が報告され、開発元のInternet Systems Consortium(ISC)が修正版をリリースした。うち1件(CVE-2015-8704)はBIND 9.3.0以降の全バージョンに影響が及ぶとして早期の適用が呼び掛けられている。

 ISCや日本レジストリサービスによると、CVE-2015-8704の脆弱性は文字列のフォーマット処理の不具合に起因し、不正なレコードを受け取った際の内部処理によってnamedが異常終了してしまう可能性がある。既にサポートが終了したBIND 9.3.0〜9.8.8を含む全バージョンに影響する。

 もう1件の脆弱性(CVE-2015-8705)は、BIND 9.10.xにおいてOPT疑似リソースレコードとECSオプションをテキストフォーマットに変更する際の処理の不具合に起因する。debug loggingを有効にしている場合に影響を受けるとしている。

 修正版はBIND 9.9.8-P3および9.10.3-P3となる。CVE-2015-8704の修正はBIND 9.8.8以前のバージョンでは行われないため、該当バージョンのユーザーには最新版の適用が強く推奨されている。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

おすすめ動画ピックアップ

- PR -
仲睦まじい夫婦の素敵な笑顔に思わずほっこり:

家族の絆、振り返ってみませんか 〜今と昔を表現した明治安田生命の新CM〜

明治安田生命の新企業イメージCM「ささえあう幸せ」篇がWeb上で配信中。同社の“家族の幸せを一生涯支え続けたい”という想いを込めて制作したという。CMソングには、小田和正氏の楽曲「今日もどこかで」を採用。仲睦まじい夫婦の若かりし頃と現在の写真を通じて、ふたりが寄り添い、支えあって歩んできた姿や時間を想像させる内容となっている。

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -
日本はIT先進国になれるのか? 目の前の問題を解決しつつ、2020年に向けたITの進化を考える

注目のテーマ