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動けなくなったクジラ救助し沖へ帰す 徳島の海岸1月20日 20時28分
20日朝、徳島県阿南市の海岸の波打ち際でクジラが動けなくなっているのが見つかり、地元の漁船がロープで引っ張って沖へと帰しました。
クジラが見つかったのは阿南市の中林海岸で、20日午前9時ごろ、波打ち際に乗り上げて動けなくなっているのを地元の人が見つけました。
クジラは体長10メートルほどで、徳島県立博物館によりますと、マッコウクジラとみられるということです。頭などに傷があり、衰弱した様子が見られたことから、駆けつけた警察官や地元の消防団などが、背中に海水をかけて励ますとともに、体を押して沖へ戻そうと試みました。
海岸には、近くに住む人や地元の幼稚園児などおよそ200人が集まり、「クジラ頑張れ」などと盛んに声をかけていました。そして、午後1時ごろ、苦境を聞きつけた地元の漁協が、ボランティアで漁船を出してクジラをロープで引っ張り、警察官らも再び体を押して手助けした結果、クジラは沖へと帰って行きました。救出劇を見守った人たちからは拍手と歓声が上がっていました。
近くに住む70代の女性は「クジラが無事に海へ帰ってくれて、感動しています。弱っているようですが、これからも元気でいてほしいです」と話していました。
徳島県立博物館によりますと、マッコウクジラは主に太平洋などの水深の深い海域に生息し、紀伊水道付近で見つかるのは珍しいということで、何らかの原因で迷い込んだとみられるということです。
クジラは体長10メートルほどで、徳島県立博物館によりますと、マッコウクジラとみられるということです。頭などに傷があり、衰弱した様子が見られたことから、駆けつけた警察官や地元の消防団などが、背中に海水をかけて励ますとともに、体を押して沖へ戻そうと試みました。
海岸には、近くに住む人や地元の幼稚園児などおよそ200人が集まり、「クジラ頑張れ」などと盛んに声をかけていました。そして、午後1時ごろ、苦境を聞きつけた地元の漁協が、ボランティアで漁船を出してクジラをロープで引っ張り、警察官らも再び体を押して手助けした結果、クジラは沖へと帰って行きました。救出劇を見守った人たちからは拍手と歓声が上がっていました。
近くに住む70代の女性は「クジラが無事に海へ帰ってくれて、感動しています。弱っているようですが、これからも元気でいてほしいです」と話していました。
徳島県立博物館によりますと、マッコウクジラは主に太平洋などの水深の深い海域に生息し、紀伊水道付近で見つかるのは珍しいということで、何らかの原因で迷い込んだとみられるということです。