三越伊勢丹HDが飲食事業に本格参入 トランジットジェネラルオフィスと合弁会社設立

 三越伊勢丹ホールディングスが1月20日、トランジットジェネラルオフィスと共同出資会社を設立した。社名は三越伊勢丹 トランジット。代表取締役社長は、「マックスブレナー(MAX BRENNER)」やモダンギリシャレストラン「アポロ(THE APOLLO)」などの代表を兼任するトランジットジェネラルオフィス取締役副社長 垂水 謙児が務める。

 トランジットジェネラルオフィスは2013年の伊勢丹新宿店本館リモデルを機に4店舗の飲食店を出店。いずれも好評を得ており、両社の協業だからこそ提供できる価値の高い飲食事業を目指し、新会社設立に至ったという。新会社の出資比率は三越伊勢丹が51%、トランジットが49%。事業内容は主に飲食店の企画及び運営事業としているが、海外ブランドとのライセンス契約などを通じて新たな飲食店を上陸させる可能性も高い。店舗展開については現在のところ未定だが、三越伊勢丹ホールディングスが展開する百貨店内をはじめ、首都圏エリアに出店することも視野に入れているという。