韓国陸軍士官学校、敬礼時の呼号変更を検討

 韓国陸軍士官学校(陸士)が、開校70周年に合わせ、生徒が挙手の敬礼をする際の呼号を「忠誠」から「統一」に戻す案を積極的に検討している。陸士の生徒が挙手の敬礼をする際の呼号は、1946年の開校以来「統一」だったが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2003年に「忠誠」に変わった。

 陸士は18日「今年の開校70周年記念行事を準備する過程で、生徒が挙手の敬礼をする際の呼号を再び『統一』に変えよう、という意見が出た。陸士内外で前向きな意見が多い」と発表した。

 陸士は、今年の記念行事のテーマを「70年の護国の伝統、統一韓国の主役」と定めている。陸士のチェ・ビョンロ校長(中将、陸士38期)は最近、『陸士新報』紙のインタビューで「統一は国家的念願にして課題。われわれ陸士が統一において重要な役割を担うことは時代的使命」と語った。

 韓国陸軍の関係者は「盧武鉉政権当時、統一部(省に相当)などから『統一という呼号は南北和解時代に合わない』と指摘があり、呼号を変えたようだ」と語った。

チョン・ヒョンソク記者
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