韓国の卸売物価 昨年4%下落=下げ幅過去最大

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が19日発表した昨年12月の卸売物価指数(2010年=100)は前月比0.2%下落の99.06で、10年4月(98.97)以来の低水準となった。また昨年1年間の平均指数は前年比4.0%下落となる100.95で、1990年の調査開始以来、最大の下げ幅となった。国際原油価格の下落の影響が大きい。これまではアジア通貨危機の余波があった1999年の2.1%下落が最大だった。

 昨年12月の指数を品目別にみると、石油・石炭は66.54で前年同月比23.5%の下落。第1次金属は同16.5%下落した。このほか電力・ガス・水道(8.7%下落)や化学(7.1%下落)、工業製品(6.8%下落)、電機・電子機器(6.3%下落)などの下げ幅が大きかった。

 一方、農林水産品は104.15となり前年同月比1.0%上昇、このうち林産物は20.3%上がった。サービス物価も107.88で、同1.3%上昇した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース