法案の遅れに立腹? 朴大統領が経済団体の署名にサイン

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は18日、経済団体や企業家などが1000万人を目標に行っている経済活性化法案の可決を求める署名運動に個人として参加した。

 朴大統領は同日、ソウル近郊で開かれた2016年度(1~12月)の6部署合同業務報告で同署名運動について言及。国会が役割を果たしていないために国民が立ち上がり、正そうとしていると述べた。その上で、「今後、国会が国民から顔をそむけられるような切迫した状況まで行かないことを願い、どうか国民や経済団体の話に耳を傾け、最大限早く立法問題で協力してくれるよう望む」と強調した。

 また「私も国民と共に署名運動に参加する」と話し、会議後に署名運動が行われている駅に立ち寄り、署名した。

 韓国で立法に関する署名運動に現職の大統領が参加したのは初めて。1992年10月に盧泰愚(ノ・テウ)大統領(当時)が署名運動に参加したが、災害のない仕事場作りを目標とした活動だった。

 朴大統領は13日に発表した国民向け談話で、「経済活性化法と労働改革関連4法を1月の国会で必ず処理してほしい。今回も成立させずに放置するなら、国会は民意の殿堂ではなく個人の政治を追求しているとの批判を免れないだろう」と強い語調で述べた。

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