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流通大手の商品も横流しされたか
1月20日 19時03分

流通大手の商品も横流しされたか
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廃棄したはずの冷凍のカツが横流しされた問題で、廃棄物処理業者からカツを買い取っていた岐阜県内の食品関連会社から「イオン」や「ローソン」、それに「セブン&アイ・ホールディングス」の商品が見つかり、岐阜県は、流通大手の商品も横流しされていた可能性があるとみて調べています。
この問題は、カレーチェーンを展開する壱番屋が愛知県稲沢市の廃棄物処理業者のダイコーに廃棄を委託した冷凍のカツが横流しされていたもので、岐阜県が、カツを買い取っていた岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」を調査した結果、壱番屋以外の食品108品目が見つかりました。
これに関連して、流通大手の「イオン」は20日、「みのりフーズ」の倉庫で自社で開発したソーセージやたけのこの煮物が見つかったと、保健所を通じて連絡を受けたことを発表しました。「イオン」によりますと、これらの商品は保管していた物流業者が「ダイコー」に廃棄を委託していたということで、「イオン」は「廃棄されるべき商品が不正に処理されたことは極めて遺憾だ」とコメントしています。
また、大手コンビニチェーンの「ローソン」は、冷凍のから揚げや焼き鳥が見つかったと連絡を受けたことを明らかにし、流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」にも、コンビニやスーパー向けに自社で開発した豚肉の加工食品が見つかったという連絡があったということです。いずれの商品も、取り引きのあった別の会社が「ダイコー」に廃棄を委託していたということです。
「みのりフーズ」で見つかった食品について、実質的な経営責任者は岐阜県に対し、大半を「ダイコー」から仕入れたと説明しています。
岐阜県は、流通大手の商品も横流しされていた可能性があるとみて、入手ルートや不正に転売されていないかなどを調べています。

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