ヒッチハイカーが郡山市で5時間放置される事態 地元出身の写真家が苦言
15日放送の「ネプ&イモトの世界番付」(日本テレビ系)に、野宿を覚悟したヒッチハイカーを、偶然居合わせた写真家の鈴木心氏が助ける一幕があった。
番組では、外国人が日本人の優しさだけで旅ができるかを検証する「NIPPON 優しさ旅」のコーナーで、マレーシア出身の女性、アイリスさんがヒッチハイクしながら日本を縦断する模様が伝えられた。北海道からスタートした企画は、今回、宮城県を出発するアイリスさんに密着した。路上でヒッチハイクをしながらアイリスさんは、拾ってくれた日本人の一家の家に泊めてもらうなどして、順調に日本を南下していく。
ところが福島県・郡山市に午後6時に降り立ち、宿を探すことになったときだ。アイリスさんは1泊のホームステイ先を探そうとするが、この日は地元のお祭りで遠方からやってきた人も多いためか、中々応じてくれる人が見つからない。
5時間で30組以上に断られ続けたアイリスさん。寒さと睡魔に襲われ、この旅初めての野宿を覚悟し、座り込んだ。
するとそのときだ。アイリスさんが頼みこんだ先の建物で、写真家・鈴木心氏が救いの手を差し伸べたのだ。鈴木氏は、郡山と新潟の間にある家屋を紹介し、アイリスさんを泊めることを快諾してくれた。この対応にアイリスさんは感激の涙を流した。アイリスさんがそれまでの事情を説明すると、鈴木氏は思わず「がんばったね〜」と笑顔で彼女を抱き寄せていた。
鈴木氏は企業広告や雑誌などで活躍する著名な写真家で、この日は郡山市でイベントを開催していたそうだ。
今回アイリスさんを助けた背景には、鈴木さん自身の海外での体験があるようだ。鈴木氏自身もバンコクに住んでいたとき、現地の人に面倒をみてもらったという。鈴木氏はアイリスさんに「あなたも誰か困っている人がいたら、助けてあげたくなるじゃん?」「単純にそれだけだから、甘えてください」と優しく語りかけたのだった。
鈴木氏は放送後、自身のFacebookを更新した。
鈴木氏は、番組視聴者からの感想を受けて「『やさしい』的な言葉を頂けるのは素直に嬉しい」としながらも「日本、海外と飛び回り色々な町や人に出合って来た経験から、ヒッチハイカーを5時間も誰も受け入れない郡山市が日本で類を見ない冷た過ぎる町なだけだと思います」と、郡山市に対して、不満を明らかにした。
なんでも鈴木氏によれば、郡山市は歴史的に「土地に人が根付かず、人を横目で見る風習がある」といい、「今回の様にヒッチハイカーに対しても、街への来客ではなく『あんた誰だよ』と排他的にとらえがち」であると今回のロケでの事態について考察した。そんな鈴木氏自身も震災後、出身地でもある郡山市での活動で「一部真摯に支援してくださる方々を遥かに越える排他的な対応に活動を多々阻まれる経験をして来ています」と明かす。
最後に鈴木氏は「こんな郡山に生まれ育った事にはとても感謝しています。でも同時に閉鎖的な郡山が本当に大嫌いです」と言い切り、「郡山よ、あなたはやさしい人ですか?すべてのヒトがそうであるように、郡山も本当はやさしいはずです」と訴えかけている。
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番組では、外国人が日本人の優しさだけで旅ができるかを検証する「NIPPON 優しさ旅」のコーナーで、マレーシア出身の女性、アイリスさんがヒッチハイクしながら日本を縦断する模様が伝えられた。北海道からスタートした企画は、今回、宮城県を出発するアイリスさんに密着した。路上でヒッチハイクをしながらアイリスさんは、拾ってくれた日本人の一家の家に泊めてもらうなどして、順調に日本を南下していく。
ところが福島県・郡山市に午後6時に降り立ち、宿を探すことになったときだ。アイリスさんは1泊のホームステイ先を探そうとするが、この日は地元のお祭りで遠方からやってきた人も多いためか、中々応じてくれる人が見つからない。
5時間で30組以上に断られ続けたアイリスさん。寒さと睡魔に襲われ、この旅初めての野宿を覚悟し、座り込んだ。
するとそのときだ。アイリスさんが頼みこんだ先の建物で、写真家・鈴木心氏が救いの手を差し伸べたのだ。鈴木氏は、郡山と新潟の間にある家屋を紹介し、アイリスさんを泊めることを快諾してくれた。この対応にアイリスさんは感激の涙を流した。アイリスさんがそれまでの事情を説明すると、鈴木氏は思わず「がんばったね〜」と笑顔で彼女を抱き寄せていた。
鈴木氏は企業広告や雑誌などで活躍する著名な写真家で、この日は郡山市でイベントを開催していたそうだ。
今回アイリスさんを助けた背景には、鈴木さん自身の海外での体験があるようだ。鈴木氏自身もバンコクに住んでいたとき、現地の人に面倒をみてもらったという。鈴木氏はアイリスさんに「あなたも誰か困っている人がいたら、助けてあげたくなるじゃん?」「単純にそれだけだから、甘えてください」と優しく語りかけたのだった。
鈴木氏は放送後、自身のFacebookを更新した。
深夜の心を冷静に、早朝の更新版です。
Posted by 鈴木 心 on 2016年1月15日
鈴木氏は、番組視聴者からの感想を受けて「『やさしい』的な言葉を頂けるのは素直に嬉しい」としながらも「日本、海外と飛び回り色々な町や人に出合って来た経験から、ヒッチハイカーを5時間も誰も受け入れない郡山市が日本で類を見ない冷た過ぎる町なだけだと思います」と、郡山市に対して、不満を明らかにした。
なんでも鈴木氏によれば、郡山市は歴史的に「土地に人が根付かず、人を横目で見る風習がある」といい、「今回の様にヒッチハイカーに対しても、街への来客ではなく『あんた誰だよ』と排他的にとらえがち」であると今回のロケでの事態について考察した。そんな鈴木氏自身も震災後、出身地でもある郡山市での活動で「一部真摯に支援してくださる方々を遥かに越える排他的な対応に活動を多々阻まれる経験をして来ています」と明かす。
最後に鈴木氏は「こんな郡山に生まれ育った事にはとても感謝しています。でも同時に閉鎖的な郡山が本当に大嫌いです」と言い切り、「郡山よ、あなたはやさしい人ですか?すべてのヒトがそうであるように、郡山も本当はやさしいはずです」と訴えかけている。
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